大粒のゴールド・リップ白蝶パール 《温かな太陽、生命の月、導きのダイヤモンド》 輝く女性のペンダント 直径十六ミリメートル



 大粒のゴールド・リップ白蝶真珠を太陽に見立てたペンダント。月をかたどる金具は十八カラット・イエロー・ゴールド(十八金)で、三粒のメレ・ダイヤモンドを爪止めしています。白蝶真珠は無調色で、十六ミリメートルの直径があります。金具は日本製で、金の純度とダイヤモンドのカラット数が裏側に刻印されています。





 白蝶貝(Pinctada maxima)はアラフラ海から珊瑚海、フィリピン周辺、アンダマン海(ミャンマー沿岸)を中心に分布し、貝殻内側の縁の色によってゴールド・リップとシルバー・リップの二つに分かれます。ゴールド・リップと呼ばれる白蝶貝は金色の有色真珠層を持ち、これが貝殻内側の縁に露出しています。真珠は貝殻の真珠層と同じ構造ですから、ゴールド・リップ白蝶貝の真珠はひとまず金色の真珠層に被われます。本品はこのようにしてできた金色の真珠で、染料で金色に着色したのではありません。





 近年のあこや真珠の養殖期間は、およそ一年半です。養殖あこや真珠の真珠層はめっきのように薄いので、表面は滑らかです。しかるに白蝶真珠の養殖期間は二年を超えることが多く、真珠層が厚いため表面に小さな凹凸ができます。表面を完全に平滑にするにはやすりで削ればよいですが、本品の表面はこのような研磨処理を行っておらず、自然のままの状態です。





 シロチョウガイの学名ピンクターダ・マークシマ(Pinctada maxima)は最大のアコヤガイという意味で、その名の通り、アコヤガイ属のなかで最も大きな貝です。シロチョウガイの成長した個体は、殻の直径三十センチメートル、片側の重量五キログラムに達します。真珠の大きさは核の大きさに準じますが、シロチョウガイからはアコヤガイでは作れない大きなサイズの真珠を得ることができます。本品の直径は十六ミリメートルで、これは一般的なあこや真珠の二倍以上の大きさです。





 シロチョウガイからいっそう大きな真珠を得るために、最初の真珠を取り出した後、その時点で大きく成長している真珠袋に元の真珠の大きさほどの核を挿入し、養殖を継続することがあります。この操作をセカンド・オペレーションと呼びます。セカンド・オペレーションを行えば大きなサイズの真珠を得られますが、二度目の真珠を作る際には貝が真珠層を形成する能力が弱っているために、厚い真珠層はできません。

 真珠の価値は大きさではなく、照り(艶)によって決まります。優れた照りの必要条件は、真珠層が厚いことです。本品はファースト・オペレーションの真珠(最初に得られた真珠)ですので、真珠層が厚く、優れた照りを有します。





 本品は金色の大きな真珠を太陽に、金具を金の月に見立てました。月はダイヤモンドを従えています。

 貝の中に真珠が宿る原因は、近世以前には知られていませんでした。明代の「天工開物」によると、中秋の夜に海面に浮かび上がった真珠貝は、夜空を運行する月に向けて長い時間殻を開き、月光を取り入れます。貝の内部に取り入れられた月光は、年月を経て美しい真珠になります。真珠はいずれも豊穣と多産、再生の象徴です。太陽に月と星を組み合わせた本品ペンダントは小さなジュエリーでありつつも、天地のナチュール(仏 la nature 生み出す力)を一点に集めた品物となっています。

 ダイヤモンドの語源であるギリシア語アダマス(希 ἀδάμας, ἀδᾰ́μᾰντος, ὁ)は、何物にも屈しないという意味です。本品に輝く三つのダイヤモンドは、過去と現在と未来にわたり、女性を力強くみちびく星々を象徴しています。





 本品は真珠が金色で、金具もイエロー・ゴールド製ですが、無色(白)のダイヤモンドがあしらわれていますから、チェーンは銀色でも構いません。上の写真でモデルは銀製のチェーンを使っており、涼やかな銀のきらめきが、星のようなダイヤモンドのまたたきと響き合います。





本体価格 38,800円

電話 (078-855-2502) またはメール(procyon_cum_felibus@yahoo.co.jp)にてご注文くださいませ。




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