銀無垢の高級品 《三位一体の聖母 ノートル=ダム・ド・ラ・トリニテの円形メダイ 直径 18.9 mm》 バシリカの聖母像に基づく美しい作品 フランス 1949年頃


突出部分を除く直径 18.9 mm


本体価格 15,800円



 数十年前のフランスで制作された銀無垢のアンティーク・メダイユ。一方の面にノートル=ダム・ド・ラ・トリニテ(三位一体の聖母)を、もう一方の面に聖心を示すイエス・キリストを、それぞれ浮き彫りで表しています。

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 ノートル=ダム・ド・ラ・トリニテ(三位一体の聖母)、別名ノートル=ダム・デ・トロワ・アヴェ・マリア(三度のアヴェ・マリアの聖母)は三位一体の神から力、智恵、慈愛を与えられた聖母マリアの称号で、十三世紀の修道女である聖メヒティルトが聖母から受けた啓示に基づきます。





 フランスの古都ブロワには、三位一体の聖母(三度のアヴェ・マリアの聖母)に捧げられた聖堂が建っています。上の像は同聖堂に安置されている作品で、三位一体から聖母に対し、力、智恵、慈愛が与えられる様子を表します。三位一体に発する力と智恵と慈愛は、マリアの心(心臓)に注ぎ込まれています。





 本品メダイの浮き彫りにおいて、マリアは胸の前に両手を挙げ、祈りの姿勢を執っています。三位一体を象徴する三つの円環が、マリアの心臓に重ね合わされています。





 本品メダイに彫られた円は三位一体を象徴するゆえに、三つが一つに組み合わされ、一体化しています。





 マリアの心臓に重ねて表された力と智恵と慈愛は、あたかも三位一体そのもののように眩い光輝を発しています。神と対話するマリアは内なる神と対話するように瞑目し、力と智恵と慈愛を三位一体から注がれた意味に思いを潜めています。





 めっきではない銀でできた品物を、銀無垢(ぎんむく)製品といいます。本品は純度八十パーセントの銀無垢製品で、上部に突出した環状部分に数種類の刻印があります。





 上の写真に写っている定規のひと目盛りは、一ミリメートルです。聖母の顔の高さは二ミリメートル強の極小サイズですが、目鼻立ちが整っているのみならず、生身の女性の顔と同様の優しい起伏が美しく再現されています。





 本品の浮き彫りは上述したブロワのバシリカに安置されている丸彫り像に基づきます。この丸彫り像において聖母は修道女の姿で表されています。聖母が修道女の姿で表されている理由は、三位一体の聖母(三度のアヴェ・マリアの聖母)への信仰が、修道女への啓示を背景に生まれたことによります。

 三位一体の聖母(三度のアヴェ・マリアの聖母)は、イエスの聖心に対する信心と強く結びついています。本品メダイにおいても、三位一体の聖母(三度のアヴェ・マリアの聖母)像と表裏一体を為すように、聖心を示すイエス・キリストが裏面に刻まれています。





 メダイのもう一方の面には、胸を開いて聖心を示すイエス・キリストが浅浮き彫りで表現されています。上部に十字架が突き立てられ、に心臓を取り巻かれたキリストの心臓(聖心)は、人智を絶する愛を形象化したものです。聖心の上部に燃える炎、心臓が発する眩い光輝も、至高の愛の可視化に他なりません。キリストの両手には痛々しい釘孔が口を開けています。





 本品メダイユは両面に浮き彫りがありますが、聖母像が三次元的であるのに対し、キリスト像は凹凸が少ない浅浮き彫りとなっています。これは本品メダイユが耐久性をよく考慮して制作されていることを示します。

 すなわち浮き彫りの凹凸が大きければ、突出部分は摩滅し易くなります。しかるに本品メダイユはキリストの面を内向き(衣服に接する向き)に、ペンダントとして着用されることを想定しています。その場合、聖母像は布と擦れ合わないので、摩滅することはありません。一方キリストの面は布と擦れ合いますが、大きな突出が無い浅浮き彫りであれば布と強く擦れ合うことはなく、こちらの面の浮き彫りも摩滅を避けることができます。とりわけ本品の場合、キリスト像の面は幅広の帯状に縁が突出し、浮き彫りは内側の窪みに打刻されています。それゆえキリスト像が摩滅する可能性は一層低くなっています。





 上の写真に写っている定規のひと目盛りは、一ミリメートルです。キリストの目鼻口は一ミリメートルに満たない極小サイズですが、浮き彫り像は正しい比例に基づいて制作され、浅浮き彫りながら生身のキリストを眼前にするかのような写実的表現となっています。





 上の写真は本品を男性店主の手に乗せて撮影しています。女性が本品の実物をご覧になれば、写真で見るよりもひと回り大きく感じられます。

 本品は信心具のメダイに使われる最も高級な素材である銀で作られています。本品の直径は一円硬貨よりもわずかに小さいですが、しっかりとした厚みと 3.2グラムの重量があり、手に取ると心地よい重みを感じます。





 本品はノートル=ダム・ド・ラ・トリニテ聖堂(仏 la basilique Notre-Dame de la Trinité 三位一体の聖母聖堂)がブロワに完成した 1949年、あるいは同聖堂が教皇ピウス十二世によってバシリカに列せられた 1956年を記念して制作された特別なメダイユです。高価な銀無垢製品に相応しく、本品の意匠はあくまでも上品であり、どのような場でもお使いいただけます。

 銀製品は普段から使っていれば、服などと接触することで自然に磨かれて、黒ずむことはありません。長期間放置したり、温泉などの硫黄分に曝露すれば硫化による黒ずみが生じますが、少量の練り歯磨きで軽くこすれば簡単に綺麗になります。銀の黒ずみを取るのに、特別な薬品や装置は必要ありません。


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本体価格 15,800円 販売終了 SOLD

電話 (078-855-2502) またはメール(procyon_cum_felibus@yahoo.co.jp)にてご注文くださいませ。




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