「マリアの青」による不思議のメダイ ブロンズにエマイユ・シュル・バス=タイユ 小さいサイズ 16.2 x 10.0 mm
突出部分を含むサイズ 縦 16.2 x 横 10.0 mm
フランス 1940年代後半頃
小さなサイズの不思議のメダイ。1940年代後半頃のフランスで制作されたヴィンテージ品です。銀めっきを掛けたブロンズに、青色ガラスによるエマイユを施していますが、銀めっきはほとんど残っていません。
「ブリュ・マリアル」(マリアン・ブルー、マリアの青)は聖母の象徴であり、空の色であるゆえに天国の象徴でもあり、さらにフランスを象徴する色でもあります。
メダイの表(おもて)面には球体の上で蛇を踏みつける無原罪の御宿り(聖母マリア)が浮き彫りにされています。罪人を招くように前方に向けられた聖母の両手からは、恩寵の光が地上に降り注いでいます。聖母に執り成しを求めるフランス語の祈りが、極小の文字により、聖母の周囲に刻まれています。
Ô Marie conçue sans péché, priez pour nous qui avons recours à vous. 罪無くして宿りたまえるマリアよ、御身に頼るわれらがために祈りたまえ。
メダイの裏面には「マリ・イマキュレ」(Marie Immaculée フランス語で「無原罪のマリア」)の頭文字 "M I"
と十字架のモノグラム(組み合わせ文字)、左下にイエズスの聖心、右下にマリアの聖心を浮き彫りにし、十二個の星で囲んでいます。十二個の星の冠は、下に引用する「ヨハネの黙示録」の聖句において、ヨハネが幻視した女が被っていたものです。
また、天に大きなしるしが現れた。一人の女が身に太陽をまとい、月を足の下にし、頭には十二の星の冠をかぶっていた。(「ヨハネの黙示録」12章1節 新共同訳)
本品は銀めっきが失われたせいで思いがけない美的効果が生まれ、ブロンズの暖色がエマイユの青を引き立てています。エマイユのガラスに破損はなく、良好な保存状態です。およそ70年の時を経て、真正のヴィンテージ品にしかない趣おもむき)を獲得した愛すべき小品です。
本体価格 4,800円 販売終了 SOLD
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