エミール・ドロプシ作 打ち出し細工による金色の枠のオラトワール 童貞マリア
76.0 x 58.5 mm
フランス 19世紀後半
19世紀後半のフランスで製作された聖母のオラトワール。透かし細工のリボン飾りが上部に付いた金色の円形枠に、打ち出し技法によるメダイを嵌め込んでいます。後ろの脚で支えて自立させることができます。自立時はしっかりと安定しています。
メダイの図柄は聖母マリアの横顔で、高名な彫刻家ジャン=バティスト・エミール・ドロプシ (Jean-Baptiste Emile Dropsy,
1848 - 1923) の作品です。年若き聖母はしっかりと目を見開いて斜め上を見上げ、優しく微笑んでいます。天使ガブリエルに受胎を告知されて「わたしは主のはしためです。お言葉どおり、この身に成りますように」と答え、すべてを神に委ねた少女マリアの姿でしょう。通常のメダイよりも大きなサイズであるだけに、聖母の横顔には生身の女性のような存在感があります。
聖母の横顔を囲むように、ラテン語で「童貞マリア」(VIRGO MARIA) と書かれています。"M" の少し上、メダイの縁近くにエミール・ドロプシのサイン
(E. Dropsy) があります。
本体価格 18,900円
電話 (078-855-2502) またはメール(procyon_cum_felibus@yahoo.co.jp)にてご注文くださいませ。
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