知恵の座 上智の座の聖母のカニヴェ canivets de SEDES SAPIENTIAE
セーデース・サピエンティアエ(SEDES SAPIENTIAE ラテン語で「知恵の座」「上智の座」)
は聖母子像の一類型で、知恵の象徴である書物を手にした幼子イエズスが聖母の膝の上に座る図像を典型とします。
「箴言」 8章から 9章、「集会書」 24章において、イエズスは「知恵」(SAPIENTIA) そのものとされています。しかるに聖母子像における聖母は、イエズスを膝に乗せる場合が多くあります。このような図像における聖母は、したがって、知恵を膝に乗せる「知恵の座」「上智の座」である、ということができます。
A. ヴァラン作 「揺るぎなき信仰の乙女」 「依り恃(たの)むべき乙女」 上智の座なるマリアのカニヴェ (P.-J. カミュ 図版番号不明)
"ELLE a été fidèle jusqu'à la mort - VIERGE FIDÈLE"
A. Varin sculpsit, P.-J. Camus, numéro inconnu, 113 x 74 mm
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「聖なるおとめ イエズスの御母」 知恵の座 上智の座の聖母 イタリアの美麗アンティーク・カニヴェ (A. レオナルディ 図版番号不明)
Vergine Santa Madre di Gesù
, A. Leonardi, 109 x 67 mm
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