エドモン・アンリ・ベッケル (Édmond Henri Becker, 1871 - 1971) は 1871年、パリで生まれました。現在パリ15区にある国立高等工芸美術学校(L'École
nationale supérieure des arts appliqués et des métiers d'art, ENSAAMA 別名エコール・オリヴィエ=ド=セール
École Olivier-de-Serres)の前身、エコール・ジェルマン・ピロン (École Germain-Pilon) で、動物彫刻家のシャルル・ヴァルトン
(Charles Valton, 1851 - 1918) に師事しています。
エドモン・ベッケルは「フランス芸術家協会」(Salon des Artistes Français) の会員となり、弱冠二十歳であった 1892年以降のサロン展に参加しています。1900年のパリ万国博覧会では、高級宝飾店ブシュロンの出品作品のデザインによって金メダルを、1911年のサロン展では一等(プルミエール・クラス
première classe)のメダルを受賞しました。