トーマス・アロムはロンドンに生まれた建築家・画家で、 R.I.B.A.(Royal Institute of British Architects
イギリス王立建築家協会)の創立メンバーのひとりです。各地の教会を設計し、またサー・チャールズ・バリー (Sir Charles Barry,
FRS, 1795 - 1860) とともにイギリス国会議事堂の建設にも携わりました。イギリス国内外を広く旅行した旅行家、またすぐれた風景画家でもあり、当時の旅行書には彼の風景画のエングレーヴィングがよく使われています。アロムの作品は大英美術館やビクトリア&アルバート美術館に収蔵されています。