稀少品 十二の星のクーロンヌ 貝製ビーズ ブロンズ製不思議のメダイ


全長  16 cm

メダイのサイズ  19.8 x 13.6 mm (突出部分を含む)


天使祝詞のビーズの直径  5 mm 前後

主の祈りのビーズの直径  6 mm 前後


フランス  1870 - 90年代頃



 珍しいロザリオである「十二の星のクーロンヌ」(couronnes des douze étoiles)。「クーロンヌ」(couronne) とは「冠」を意味するフランス語です。「ヨハネの黙示録」 12章 1節の記述に基づき、聖母マリアは「十二の星の冠」を被って図像に表されます。「十二の星のクーロンヌ」は、この冠を象(かたど)っています。

 Sandro Botticelli, "La Madonna del Magnificat" (details), 1481, tempera su tavola, 118 x 118 cm, Galleria degli Uffizi, Firenze

 エスコラピオス会 (ORDO CLERICORUM REGLARIUM PAUPERUM MATRIS DEI SCHOLARUM PIARUM, Sch. P.) の創設者、聖ホセ・デ・カラサンス (S. Jose de Calasanz, 1557 - 1648) は、12回の天使祝詞に加えて、3回の主の祈りを唱えるためにこの信心具を使用することを奨励し、12個であったビーズの数が15個に増やされました。祈りの最後には、「サルウェー・レーギーナ」(サルヴェ・レジーナ)一回が唱えられます。

 教皇ピウス9世は、1856年、「十二の星のクーロンヌ」に贖宥を認めました。





 本品は19世紀後半のフランスで制作された「十二の星のクーロンヌ」で、メダイとチェーンにブロンズあるいは真鍮、ビーズに貝が使われています。貝製ビーズのカットと研磨は手作業でされており、大きさと形がひとつひとつ違います。主の祈りのビーズ3個は、天使祝詞のビーズ12個よりもひとまわり大きなサイズに作られています。





 クーロンヌ(ロザリオ)の末端は楕円形をした不思議のメダイになっています。メダイは真正のアンティーク品に特有の美しいパティナ(古色)に被われています。実物のパティナは均一で、肉眼で見ると、写真よりもはるかに美しい状態です。

 ビーズに破損は無く、すべて揃っています。メダイ、チェーンも問題ありません。百年以上前に制作された聖品であるにもかかわらず、たいへん良いコンディションです。





本体価格 21,000円 販売終了 SOLD

電話 (078-855-2502) またはメール(procyon_cum_felibus@yahoo.co.jp)にてご注文くださいませ。




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