稀少品 無原罪の御宿りとキリストの聖心 ヨブの涙のシャプレ 全長 51センチメートル


全長 51 cm

クルシフィクスを下にしてロザリオを吊り下げたときの、ロザリオ上端からセンター・メダル上端までの長さ 37 cm


ジュズダマ製ビーズの直径 約 9 mm


突出部分を含むクールのサイズ 17.0 x 12.0 mm

突出部分を含むクルシフィクスのサイズ 27.0 x 17.3 mm


フランス  19世紀後半



 金属部分に鉄、ビーズにジュズダマを使用したシャプレ・ド・ラ・ヴィエルジュ(聖母のロザリオ)。19世紀後半のフランスで制作された美しい品物です。





 クルシフィクスは鉄製のラテン十字で、片面にコルプス(キリスト像)を打刻しています。各末端はフランス語で「トリロブ」(trilobe) と呼ぶ三つ葉型になっています。







 フランス語でクール(cœur 「心臓」)と呼ばれるセンター・メダルは、クルシフィクスと同様に鉄製で、一方の面に聖心を示すキリストを、もう一方の面に無原罪の御宿りを打刻しています。上の写真では表面がざらついているように写っていますが、クルシフィクスもクールも、実物の表面は写真が想像させるよりも滑らかです。実物はともに黒光りしており、長い年月の経過によって、アンティーク品ならではの美を獲得しています。





 本品のビーズは、ジュズダマの実を乾燥させたものです。ジュズダマはハトムギの野生種で、その実、正確には苞葉鞘(ほうようしょう)は、乾燥させると非常に硬くなります。

 ジュズダマの学名は、涙形の実(苞葉鞘)に因んで、「コイクス・ラクリマ=ヨビー」(Coix lacryma-jobi) といいます。「ラクリマ・ヨビー」(LACRYMA JOBI) とはラテン語で「ヨブの涙」という意味です。フランス語においても、「ラルム・ド・ジョブ」(larme de Job ヨブの涙)と呼ばれます。


 上述したように、ジュズダマの苞葉鞘は乾燥させると非常に硬くなるため、シャプレ(数珠)のビーズに使われることがあります。ジュズダマのフランス語名は「ラルム・ド・ジョブ」が一般的ですが、「エルブ・ア・シャプレ」(l'herbe à chapelets 「数珠草」の意)という別名もあります。

 しかしながら 19世紀フランスのシャプレ用ビーズは、木またはガラス製、まれにナクル(nacre 真珠母、マザー・オヴ・パール)でできているのが普通です。「エルブ・ア・シャプレ」(数珠草)という別名にかかわらず、ジュズダマが実際にシャプレに使われることはほとんどありません。私自身、ジュズダマ製ビーズのシャプレはこれまでに一度しか見たことがなく、本品は稀少品です。





 本品の金属部分は鉄で作られており、表面に赤錆が見られますが、表面が酸化しているだけで、強度にはまったく問題ありません。ジュズダマもたいへん良好な状態です。写真では分かりにくいですが、実物のジュズダマには美しい艶があり、安っぽさはまったくありません。写真は実物よりもかなり赤みがかって写っています。実物は写真で見るよりもずっと重厚で、手放しがたく感じます。

 本品の全体的な保存状態に関して、現状で特筆すべき問題は何も無く、今後使い続けた場合の耐久性にも問題はありません。





18,800円

電話 (078-855-2502) またはメール(procyon_cum_felibus@yahoo.co.jp)にてご注文くださいませ。




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