聖ミカエルのシャプレ(天使のシャプレ、クーロンヌ、ロザリオ)
chapelets/couronnes angeliques, ou chapelets/couronnes de Saint Michel


 三個ずつの連が九つ、及び連と連の間に一個ずつ、合計三十五個のビーズがクラウン(環状の部分)を構成し、これにクラウン外のビーズ五個と大天使ミカエルのメダイ一枚が加わります。クラウン外のビーズ五個は、ビーズ四個とクール(センター・メダル)一枚に置き換えられる場合があります。

 「聖ミカエルのシャプレ」は、ポルトガルのカルメル会修道女アントニア・ダストナコ(Antónia d'Astónaco)に対して大天使ミカエルが出現し、九階級の天使に執り成しを願うために、このシャプレで祈るように教えたとされています。「聖ミカエルのシャプレ」が広く知られるようになったのは、イタリア中部、ラツィオ州ヴィテルボ県の町ヴェトラッラ(Vetralla)のカルメル会修道院に属していたマリア・アンジェラ・コロンバ(Maria Angela Colomba)修道女によります。マリア・アンジェラ・コロンバ修道女は、言葉にしがたい苦痛のうちに、手しか動かせない寝たきりの状態で三十四年間を過ごし、1751年6月15日に亡くなりました。御受難会を創設した十字架の聖パウロ (S. Paolo della Croce, 1694 - 1773) は、1742年にヴェトラッラのカルメル会修道院を訪れ、マリア・アンジェラ・コロンバ修道女について、キリストへの愛ゆえに十字架に架かった燔祭の捧げ物であると書き記しています。

 聖ミカエルのシャプレ(ロザリオ)を使った祈り方は、1851年8月8日及び 1852年9月8日に礼部聖省(Congregatio pro Sacris Ritibus et Caeremoniis)が出した教令によって定められました。礼部聖省は今日の典礼秘蹟省(Congregatio de Cultu Divino et Disciplina Sacramentorum)にあたります。


 稀少品 竜を倒す大天使ミカエル シャプレ・アンジェリーク モン=サン=ミシェル修道院 全長 26 cm フランス 1900 - 1920年代頃

 稀少なデッド・ストック品 聖ミカエルのシャプレ ロベール・クートル作のメダイ付 全長 35 cm フランス 1970年代 販売終了 SOLD

 サタンにとどめを刺すサン・ミケーレ 聖ミカエルのシャプレ 手作業によるカット・ガラスの美品 スカプラリオのメダイ付 全長 30 cm イタリア 1950 - 60年代 販売終了 SOLD

 精緻な浮き彫りによる大天使ミカエル 黒い黄楊(つげ)のシャプレ・アンジェリーク モン=サン=ミシェル修道院 全長 37 cm フランス 1950年代頃




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