落ち着いた金色のプラケット 《受胎告知 31.2 x 16.7 mm》 ゴシック建築のモティーフと組み合わせた作例 フランス 1920 - 30年代


可動式の環を除く縦横のサイズ 31.2 x 16.7 mm  厚さ 2.0 mm  重量 4.5 g



本体価格 8,800円



 聖堂の窓を模るプラケット(円くないメダイユ)に、聖母マリアを浮き彫りにした作品。いまから八十年ないし九十年前、戦間期のフランスで制作された品物です。メダイユ工房名のイニシアル(R éditeur)が、マリアの左下(向かって右下)に刻まれています。





 メダイやプラケットの浮き彫り彫刻において、マリアの被り物には二つの種類があります。ひとつは受胎告知画の聖母が被るもので、これは花嫁の印です。花嫁の被り物は薄く軽やかな布でできています。ふたつめはマーテル・ドローローサが被るもので、これは服喪の印です。服喪の被り物には花嫁の被り物の軽やかさはありません。本品のマリアは薄く軽やかな布で髪を被っていますので、受胎を告知された少女マリアの姿を表した作品であることがわかります。

 本品のマリアは薄く軽やかな布で髪を被っていますので、受胎を告知された際に「お言葉通り、この身に成りますように」と答え、救いを受け容れた少女マリアの姿であることがわかります。メダイの浮き彫りには表現されていませんが、マリアは胸の前に両手を合わせていることでしょう。





 上部が尖頭アーチ状に造形された本品プラケットの形状は、ゴシック建築をモティーフにしています。天に向かって高く伸びるゴシック聖堂は、神に憧れ救いを求める信仰心の可視化です。

 マリアは自由意思によって受胎の告知を受け容れ、神との和解を望む気持ちを表明しました。それゆえゴシック建築に題材を取った本品プラケットの造形も、受胎告知を受け容れ、救いを受け容れた少女マリアの優れた信仰を、目に見える形に表したものといえます。尖頭アーチを伴う本品の形状は、少女マリアが胸の前に合わせた両手の形をも髣髴させ、信仰と祈りを可視化するに相応しい造形となっています。





 上の写真は本品を男性店主の手に載せて撮影しています。女性が本品の実物をご覧になれば、写真で見るよりもひと回り大きなサイズに感じられます。





 本品はいまから八十年ないし九十年前、戦間期のフランスで制作された真正のアンティーク品です。古い品物ではありますが、保存状態は極めて良好で、金めっきに剥落は見られません。本品の金色は上品に落ち着いた色合いで、どのような服装にもよく合います。





本体価格 8,800円

電話 (078-855-2502) またはメール(procyon_cum_felibus@yahoo.co.jp)にてご注文くださいませ。




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