天地を繋ぐ「智」と「愛」 紫のストラスによるクロワ・ド・クゥ フランス製ヴィンテージ 29.0 x 16.8 mm


突出部分を含むサイズ 縦 29.0 x 横 16.8 mm

フランス  1950年代



 20世紀半ばのフランスで制作されたクロワ・ド・クゥ。「クロワ・ド・クゥ」(croix de cou) とはフランス語で「首の十字架」という意味で、首に懸ける十字架形ペンダントを指します。「クロワ・ド・クゥ」は「キリスト教に基づく信心具」と「ジュエリー」の性格を併せ持つ品物です。





 本品は金めっきを施した金属製台座に、紫色の透明ガラスによるエメラルド・カットのストラスをプロング・セット(爪留め)しています。フランス語の「ストラス」(strass) はガラスでできた模造宝石のことで、英語の「ペイスト」(paste)、「ラインストーン」(Rhinestone) と同じです。ストラスの裏側には箔が張られます。





 本品のストラスがプロング・セットされているのは、ジュエリーを長く愛用するうえでたいへん良いことです。なぜならば、ストラスを爪で留めずに接着剤で貼り付けると、ストラスが脱落する可能性があるからです。ストラスが脱落すると、困ったことが二つ起こります。

 そのひとつめは、ストラスを紛失する可能性があることです。ダイアモンドに似せたラウンド・カットのストラスは、各サイズのものが容易に手に入るので、元のストラスを紛失しても困りません。しかしながら本品のようなエメラルド・カットのストラスが脱落すると、同じものを用意するのが困難です。

 ふたつめは、接着したストラスが台座から脱落すると、裏の箔が剥がれる可能性が高いことです。剥がれた箔は台座側に残っていますが、ストラスを貼り直す際には台座側の箔の上に接着剤が乗るので、輝きがどうしても落ちてしまいます。裏の箔が剥がれていない新品を使って補修できれば問題ありませんが、エメラルド・カットのストラスは代替品がありません。

 プロング・セットされている本品は、以上のような点に関しても安心してお使いいただけます。上の写真は本品を裏側から撮影したものですが、箔の保存状態が良好であることがおわかりいただけます。





 本品のストラスはアメシストの模造石で、美しい紫色です。アメシストの語源はギリシア語の形容詞「アメテュストス」(ἀμέθυστος 「酔わない」)です。これは酒に酔わないという意味のみならず、誤った思い込みに直結しがちな精神的陶酔に陥らないという意味でもあります。

 は青と赤の中間に位置するゆえに、「中庸」「(極端に走らない)節度」「節制」「慎み」の色でもあります。青は天、赤は地を表すゆえに、青と赤の中間色である紫は「精神と肉体の均衡」、さらに「知性と情熱の均衡」「熟慮」をも表します。青は智、赤は愛を表すゆえに、紫は「智と愛の均衡」を表す色でもあります。





 本品は数十年前のフランスで制作された真正のアンティーク品(ヴィンテージ品)ですが、古い物であるにもかかわらず、保存状態はきわめて良好です。特筆すべき問題は何もありません。誤った情熱や思い込み、短慮がもたらす失敗を起こさないように戒め、智恵を与えてくれるお守りとして、また「天」と「地」、「智」と「愛」を結ぶ美しいジュエリーとして、長くご愛用いただけます。





7,500円 販売終了 SOLD

電話 (078-855-2502) またはメール(procyon_cum_felibus@yahoo.co.jp)にてご注文くださいませ。




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