スティール・エングレーヴィング 「パリ司教座聖堂 ノートル・ダム・ド・パリ」
Cathédrale Notre Dame, Paris
原画の作者 トーマス・アロム (Thomas Allom, 1804 - 1872)
版の作者 ル・キュ (John H. Le Keux, 1783 - 1846)
画面サイズ 縦 122 mm 横 184 mm
イギリス 1860年代
シテ島にあるパリ大司教座聖堂(ノートル・ダム・ド・パリ)の内部を描いたエングレーヴィング。西側から東側に向かって身廊を見通す構図です。
尖頭アーチ、オジーヴ穹窿、リブ・ヴォールト、集合柱、アーケード・トリフォリウム・高窓の三層構造など、ゴシック聖堂の特徴がよく分かります。司教座聖堂の身廊の天井は、高さ35mもあります。巨大な司教座聖堂に比べ、人間がいかに小さく見えることでしょう。聖堂内部の高い穹窿は天そのものであり、ステンドグラスの光は聖ドニ聖堂を建設したシュジェールが言うように物質を霊化する神の光なのです。
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