大きめサイズのブレスレット型ロザリオ　大粒の貝製ビーズ　聖体とカリスの銀製メダイ付


ブレスレットを一直線に伸ばして測った全長　23.5 cm　（メダイを除く）

中間の10個のビーズの直径　10 mm

両端のビーズの直径　11 mm

メダイのサイズ　24.9 x 22.4 mm　（突出部分を含む）


フランス　　19世紀後半から20世紀初頭

　貝製の大きなビーズを使用した1900年頃のブレスレット型ロザリオ。クルシフィクスの代わりに使われている十字架型メダイには、聖体、聖杯、小麦、葡萄が浮き彫りにされており、このロザリオが初聖体またはコミュニオン・ソラネルの記念の品であることがわかります。





　メダイは浮き彫りの表面をビュラン（彫刻刀）を使って浅く剥ぎ取るように削り、聖体と聖杯、小麦と葡萄をきらきらと輝かせています。これは聖体がもはやパンではなく、聖血がもはやワインではなく、ともにキリストの御体、御血であり、死に対する勝利の栄光に輝いていることを表しています。浮き彫りの背景は布目状の細かい凹凸によって艶消し処理されているため、浮き彫り部分の輝きがいっそう強調される効果を生んでいます。800シルバー製を示すフランスのホールマーク（イノシシの頭）が、メダイ上部の環に刻印されています。


　貝製ビーズは一見したところ完全な球形に見えますが、よく見るとわずかに歪みがあり、サイズにもわずかなばらつきがあります。それゆえひとつひとつ手作業で作られたものであることがわかりますが、どのビーズも丁寧に磨き上げられ、深みのある光を放っています。

　ビーズのコンディションはいずれも良好です。部分的な亀裂や表面が粗い部分等、天然素材ゆえの瑕疵は見られますが、破損等特筆すべき問題はありません。主の祈りのビーズ2個は、他の10個と比べて直径が1ミリメートル大きく作られ、銀線細工を模したキャップが付いています。




　初聖体またはコミュニオン・ソラネルのブレスレット型ロザリオは、たいていの場合、十一、二歳の子供の手首に合わせて制作されています。それゆえ全長20センチメートルに満たないものが多いですが、本品はメダイを除いて23センチメートルあまりの全長があり、大人でも無理なく手首に付けることができます。私は身長173センチメートル、体重85キログラムの男性で、手首周りも決して細くはありませんが、下の写真でご覧いただけるように、余裕をもって本品を装着できます。留め金を掛ける位置を工夫すれば、手首が細い方にも十分に対応できます。





　このブレスレットは100年以上前にフランスで製作された真正のアンティーク品ですが、全体的こきわめて良好なコンディションです。金属部分、貝製ビーズとも、特筆すべき問題はいっさいありません。

本体価格　21,000円　販売終了　SOLD

電話 (078-855-2502) またはメール（procyon_cum_felibus@yahoo.co.jp）にてご注文くださいませ。




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