ピエール・ラセール作 稀少アート・メダル 幼子イエズスを背負う聖クリストファー 運転者の守護聖人 直径 20.0 mm


突出部分を除く直径 20.0 mm

フランス  1910 - 20年代



 表(おもて)面に幼子イエズスを背負う聖クリストファー、裏面に落雷で折れた木と自動車を刻んだメダイ。20世紀初頭に活躍したフランスのメダイ彫刻家、ピエール・ラセール (Pierre Lasserre) の手による稀少なアート・メダルです。

(下) 参考画像 ピエール・ラセール作 ブロンズの小皿 1924年 パリ 夏季オリンピック大会の記念品







 表(おもて)面に刻まれているのは、ヤコブス・デ・ヴォラギネの聖人伝、「レゲンダ・アウレア」("LEGENDA AUREA") に収録された伝承です。ラセールは物語の舞台を北アフリカあたりに設定しており、遠く離れた対岸には椰子(ヤシ)が見えます。怪力無双の大男クリストファーは、幼い男の子を肩に載せて河を渡り始めたのですが、途中で男の子があまりにも重くなったので、杖にすがり、腰をかがめて、いままさに、やっとの思いで岸にたどりつきました。

 クリストファーが肩に載せたのは、天地の造り主、神なる幼子イエズス・キリストでした。クリストファーの肩に乗った幼子は、全宇宙の支配権を示すグロブス・クルーキゲル(世界球)を手にしています。武骨な野人クリストファーは、この時以来、神に仕える者となるのです。





 裏面の中央には、落雷で真っ二つに折れた大木が浮き彫りにされています。空に稲妻が走るなか、頼りなげな自動車が先を急ぎます。周囲には次の言葉がフランス語で記されています。

  Regarde St. Christophe, puis va t'en rassuré.  聖クリストフを眺めて、心安らかに行け。

 中世以来、クリストファーの絵や像を見た者は、その日のうちに突然の死に遭うことが無いと信じられています。


(下) 参考画像 聖クリストフォロスの札 手彩色木版画 (南ドイツ、1423年) 家に貼るためのもの。絵の下部に書かれているラテン語は次のとおり。

  Christofori faciem die quacumque tueris, illa nempe die morte mala non morieris.  クリストフォロスの顔を見れば、その日は決して悪い死に遭うことがない。




 このメダイは 20世紀初頭のものですが、摩耗はほとんど無く、すばらしいコンディションです。





本体価格 12,600円 販売終了 SOLD

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