19世紀後半に製作されたクラシカルなメダイ。子供が初めて聖体拝領を受けた記念のメダルで、吊り輪に800シルバーのホールマーク(カニ)が刻印されています。
片方の面には聖体容器を手にした司祭の前に行儀良く並んで跪き、聖体を受ける少年少女たちの姿が刻まれており、その下にフランス語で「初聖体」(1re/première
communion) と書かれています。
もう片方の面には美しい字体のイニシアルをバナーに手彫りし、その周囲にフランス語で次の言葉が書かれています。
Ce souvenir sera toujours mon guide. 今後、この記念の品は我が導き手とならん。
百数十年前の古いメダイですが、まったく摩耗しておらず、細部まで完全に残っています。それほどまでに古いものとは信じがたいほどの良好なコンディションです。