「エルサレム十字」(la Croix de Jérusalem / the Jerusalem Cross) は、中心にある大きなギリシア十字を、四つの小さな十字架が取り囲みます。四つの小さな十字架は、四福音書を表すとも、エルサレムから四方に福音が述べ伝えられたことを表すともいわれます。また五つの十字架はキリストの五つの御傷を表すともいわれています。
エルサレム十字は、教皇ウルバヌス2世 (Urbanus II, c. 1035 - 1088 - 1099) が第一回十字軍 (1096 - 1099) に与えた旗に付いており、また第一回十字軍によって 1099年に建国されたエルサレム王国の旗と紋章にもなりました。