「不思議のメダイ」のマリア像 サーモン・ピンクのガラス製ビーズ イタリアのアンティーク・ロザリオ 全長 47 cm
ロザリオを吊り下げたときのセンター・メダル上端までの長さ 30 cm
ロザリオの全長 47 cm
突出部分を含むクルシフィクスのサイズ 50.2 x 30.1 mm
イタリア 1930 - 40年代
20世紀前半のイタリアで制作された古いロザリオ。
装飾的なシルエットのクロスには蔦(ツタあるいはキヅタ)がデザインされ、立体的なコルプス(キリスト磔刑像)をピンで取り付けています。蔦は依存の象徴でもあり、十字架に這う蔦は、キリストの十字架に頼ることでのみ救いが得られることを表しています。さらに常緑の植物であるキヅタは永遠の命を象徴し、十字架に架かったキリストが三日目に復活して死に打ち勝ったこと、キリストを信じる者は永遠の命に与かることを表します。
コルプスは打ち出し細工ではなく、小さいサイズながらも丸彫り像として丁寧に製作されており、キリストの目鼻立ち、胸と腹、腕、脚の筋肉、荊の冠まで克明に再現されています。
コルプス、クロスとも、表面は上品な半光沢仕上げです。鉄にクロムメッキを掛けたと思われる金属板をクルシフィクスの後ろに取り付けることで、クルシフィクスが補強され、長い年月の使用に耐える高級なロザリオとなっています。またクルシフィクスの背後で輝く金属板は、キリストの十字架が放つ恩寵の光を視覚化したものでもあります。
銀メッキをかけたブロンズ製と思われるセンター・メダルは、聖母マリアを象(かたど)っており、これがそのまま不思議のメダイになっています。無原罪の御宿りである聖母は、ヨハネの黙示録12章1節に記されている「12の星の冠」をかぶり、蛇を踏みつけて球体の上に立っています。両手にはめた数多くの指輪からは、恩寵の光が降り注いでいます。クルシフィクスとセンター・メダルには「イタリア」(ITALY)
の刻印があります。
直径約6ミリメートルのビーズはすべてサーモン・ピンクのガラス製で、一個ずつ手作業でファセット・カットが施されています。型に流し込んで作ったものではありません。ルーペで観察してもビーズ内部に気泡は見つからず、高品質のガラスを使って製作されていることが分かります。主の祈りと栄唱のビーズには、銀線細工を模したキャップが前後に取り付けられており、目を閉じて祈る際ビーズを判別しやすいように工夫されています。ビーズはすべて揃っています。通常の使用に伴う小さな瑕(きず)はありますが、大きな破損や脱落はありません。
本品は金属部分、ガラス製ビーズともに、特筆すべき問題はありません。数十年前の物であるにもかかわらず、たいへん良いコンディションです。
本体価格 18,800円 販売終了 SOLD
電話 (078-855-2502) またはメール(procyon_cum_felibus@yahoo.co.jp)にてご注文くださいませ。
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