清貧・貞潔・従順 我、キリストを愛す 聖ベネディクト戒律のカード

クロモリトグラフ(多色刷り石版画)  110 x 60 mm

1920年代頃


半光沢のある上質の中性紙にエンボス加工を施したフランスのカード。1920年代頃にパリで刷られたものです。


聖体とカリス(聖杯)の後ろにある十字架の横木に、「我、キリストを愛す」(AMO CHRISTUM) とラテン語で書かれています。

画面の最上部には「清貧、貞潔、従順」(Pauvrete, Chastete, Obeissance) とフランス語で記されています。

カリスの下のリボンにはフランス語で「聖なる戒律」(Saintes Regles) とあり、後ろに置かれた書物が聖ベネディクトの戒律であることがわかります。


その下には聖トマス・アクィナスの次の言葉がフランス語で記されています。

Par les voeux de religion l'ame se sacrifie a Dieu, elle s'offre en holocauste a sa gloire et ne se reserve rien en ce monde.

宗教の誓願により、魂は自らを神の犠牲とし、神の栄光の全燔祭に自らを捧げ、この世には自らの何物も残さないのである。


画面最下部には次の文字があります。

BOUASSE JEUNE  1150  PARIS

ブアス=ジューヌ (BOUASSE-JEUNE) はパリの版元の名前です。


カードの裏面は白紙です。


(参考価格 4,500円)


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