パリ、オルフェアール製　「リジューの聖テレーズ」　ペンとペン置き

plumier et encrier de Sainte Thérèse de Lisieux, Orféar, Paris, vers 1925 - 1930


幅　245 mm　　奥行　110 mm　　高さ　35 mm

フランス　　1925 - 30年頃

　リジューの聖テレーズ (Sainte Thérèse de Lisieux, 1873 - 1897) をモチーフにして、1925年頃のフランスで制作されたペン置き。何文字か書くたびにペン先にインクを付ける「つけペン」が使われていた時代のもので、インク壺用部分の蓋には、クルシフィクスと薔薇を抱く聖テレーズの聖画が嵌め込まれています。





　ペンには直径は６ミリメートルのメダイが二枚、取り付けられています。メダイにはインク壺の蓋の聖画と同じポーズの聖テレーズ像が浮き彫りにされ、周囲にラテン語で「幼きイエズスの聖テレジア」(SANCTA THERESIA A JESU INFANTE) と記されています。

　本品はいまから90年近く前、1925年頃のフランスで制作された真正のアンティーク品です。ペン置きとインク壺の全面に散りばめられた薔薇は、聖母の象徴、聖テレーズの象徴であるとともに、古き良き時代を映し出す典雅な装飾でもあります。

　本品の保存状態はきわめて良好で、特筆すべき問題は何もありません。塊のように嵩（かさ）高いオブジェとは違い、テーブルの上などに置いても邪魔にならず、実際にペン置きとして使うことができます。美と実用性を兼ね備えたアンティーク工芸品です。

本体価格　44,800円　販売終了　SOLD

電話 (078-855-2502) またはメール（procyon_cum_felibus@yahoo.co.jp）にてご注文くださいませ。




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