フランス南西部、ピレネーのふもとにある古い巡礼地、ロカマドゥールの黒い聖母の稀少なメダイ。
表(おもて)面にはロカマドゥールの黒い聖母子像、裏面にはロカマドゥールの聖地をそれぞれ浮き彫りにし、美しく人気が高い青色ガラスによるエマイユ(七宝)を施しています。浮き彫りの上にエマイユが掛けられることにより、神秘的な奥行きが表現されます。このようなエマイユ技法を、フランス語で「エマイユ・シュル・バス=タイユ」(l'émail
sur basse-taille) といいます。
上の写真に写っている定規のひと目盛は 1ミリメートルです。エマイユは瑕(きず)や破損も無く良い状態です。上部の環に800シルバーを表すフランスのホールマーク(蟹)、及びフランスの銀製品メーカーの刻印があります。800シルバー(純度
800/1000の銀)は信心具に使われる最も高級な素材です。
商品写真はメダイを使用していない状態で写していますから、銀が硫化して黒っぽくなっています。しかしながら銀のジュエリーは衣服とこすれ合うことで自然に研磨されますので、ご愛用いただくとなかなか黒ずみません。しばらく使わないうちに黒ずんだ場合は、練り歯磨きを付けて軽くこすれば簡単に綺麗になります。