稀少品 神に選ばれたマリアの信仰 透かし細工によるフルール・ド・リスのペンダント 39.1 x 31.6 mm


突出部分を含むサイズ 縦 39.1 x 横 31.6 mm

フランス  1940年代



 マリアの頭文字 "M" を装飾的な枠で囲んだ作品。透かし細工のペンダントあるいはメダイをブロンズで鋳造し、これに銀めっきを掛けた後、手作業による金の部分めっきを施しています。フランス語で「デポ・エレクトロリティーク・オ・タンポン」(dépôt électrolytique au tampon) と呼ばれる部分めっきは、パリ在住の化学技師ジョルジュ・イクシ (Georges Icxi) とシャルル・ダロズ (Charles Dalloz) が 1937年に発明した技法で、電極に繋いだ金属棒に布を被せ、これを筆のように用いてめっきを施します。





 本品に彫られたマリアの "M" は、幅広となった縦線の内部に装飾的な突起が連続し、中世の写本やルネサンス期のインキュナブラに使われる章節の初めの飾り文字を思わせます。この "M" を楕円の枠が囲み、その外側を植物文が取り巻きます。植物文はフルール・ド・リスを発展させたもので、マリアとともに描かれる「白百合」と同じく、マリアが三位一体に祝福される無原罪の御宿りであること、処女マリアが神の摂理を信じて受胎告知を受け容れたこと、その信仰ゆえに救い主の母として選ばれたことを表しています。

 


 ペンダント(メダイ)の上下左右、時計で言えば十二時、三時、六時、九時の部分には、様式化された "A M" のモノグラムが配されています。"A M" は「アウスピケ・マリアエ」(AUSPICE MARIAE ラテン語で「マリアの庇護の下に」の意)を表します。上の写真は"A M" すなわち「アウスピケ・マリアエ」のモノグラムをあしらったロザリオのクール(cœur センター・メダル)、及びメダイの浮き彫り彫刻で、いずれも当店の販売済み商品です。





 本品はおよそ七十年前のフランスで制作された真正のヴィンテージ品ですが、保存状態はきわめて良好です。金と銀の境目を高倍率ルーペで観察すると、金の層はドゥブレ・ドール(金張り)並の厚さがあり、丁寧な作業に驚かされます。

 上の写真は店主(男性)の手に載せて撮影しました。女性の手に載せると、ペンダントはもう一回り大きく感じられます。立派なサイズにかかわらず、透かし彫りがレース細工のように軽やかな印象を与え、美麗な「ビジュ・ド・デヴォシオン」(bijoux de dévotion 信心の装身具、キリスト教ジュエリー)に仕上がっています。





本体価格 18,900円 販売終了 SOLD

電話 (078-855-2502) またはメール(procyon_cum_felibus@yahoo.co.jp)にてご注文くださいませ。




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