栄光に輝く「愛」の赤 至高の価値を表すカット・クリスタルの十字架 44.3 x 25.2 mm


縦横のサイズ 44.3 x 25.2 mm  厚さ 3.7 mm

フランス  20世紀中頃



 美しいカット・クリスタルによるクロワ・ド・クゥ(十字架形ペンダント)。





 色の着いたガラス製品は、安価な品物の場合、ガラスの表面に塗装を施しています。不透明なものの一部に色を塗ると、塗装による着色であることがすぐにわかりますが、無色透明のガラスに塗装すると、ガラス全体が色付いたように見えます。観光客向けに作られたステンドグラス風の土産物や、おもちゃの指輪などには、塗装したガラスがよく使われます。これに対して工芸品のガラスの色は、ガラス自体が金属原子によって発色しており、発色の機序は宝石と同じです。





 本品は無色と赤の二層のガラスを一方の面に、無色のガラスをもう一方の面に用い、その間に金箔を挟み込んで制作しています。赤色の層が薄いため、当店の設備ではスペクトルを分析できませんでしたが、この発色は遷移元素(AuまたはCu)もしくはセレン(Se)によるもので、塗装ではありません。ガラスは両面とも丁寧に面取りされています。赤色ガラスのある面は切子細工となっており、各末端は赤色ガラスが削り取られて、金色に輝いています。

 キリスト教の象徴体系において、赤は愛を表します。本品の十字架に張り付いた赤色ガラスは、ちょうどイエスの御体の位置を占めています。イエスは人知を絶する神の愛ゆえに十字架上に刑死し、最も考え難い方法で救世を成し遂げ給いました。血のように赤い本品のガラスは十字架上に受難されたイエスの御姿であり、地上の物体を以て表しがたい至高の価値、すなわち「神の愛」を、人体の形状を捨象した抽象性によって見事に表現しています。イエスが十字架上に示し給うた愛は、天上の栄光に包まれて、光り輝いています。





 本品は数十年前のフランスで制作された真正のヴィンテージ品ですが、長い間に事故も無く、完全な状態で保存されています。本品はまったくのガラス製で金属の支持体を持ちませんが、4ミリメートル近い厚みがありますし、ペンダントとして使うのであれば無理な力は加わりませんから、硬い床に落下させないように注意すれば大丈夫です。日常的に愛用していただくことは十分に可能です。





8,800円 販売終了 SOLD

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