華やかな金色の輝き 《初聖体のオモニエール 施し物の小銭入れ 九×七センチメートル》 ロザリオ入れ等にも フランス 二十世紀中頃または後半
チェーンを除くサイズ 縦 9 x 横 7 cm
蓋の直径 2.4 cm ネック部分を最も大きく開いたときの直径 5 cm そのときの布袋開口部の直径 4 cm
重量 46.7 g
金色に輝く小さな金属板を鎖帷子のように繋ぎ、しなやかなパウチとしたオモニエール。内側には布を張っています。
古典ギリシア語で慈愛をエレオス(希 ἔλεος)、その形容詞形をエレエーモーン(希 ἐλεήμων)といいます。エレエーモシュネー(希 ἐλεημοσύνη)はエレエーモーンに由来し、慈愛に基づく施し物を指します。エレエーモシュネーはラテン語を経由してロマンス語に借用され、フランス語ではオモーン(仏
aumône 施し物)になりました。オモニエール(仏 aumônière)はオモーンの形容詞女性形に由来する語で、施し物入れのことです。
上) コミュニオン・ソラネルの装い フランスの女性雑誌「モード・エ・トラヴォー」 1961年4月号より 当店の販売済み商品
オモニエールは一種の財布で、貧者に施す金銭を入れ、ベルトから提げて持ち運ぶようになっています。初聖体またはコミュニオン・ソラネルに与(あずか)るフランスの少女たちは、オモニエールを腰に提げています。
オモニエールの形状に決まりはありません。本品は巾着型です。円筒形の上部は大きく開きますので、本来収める小銭以外にも、さまざまな小物を楽に収めることができます。上の写真は五連のシャプレ(ロザリオ)を収めて撮影しています。撮影に使用したシャプレは当店の別売り商品で、全長五十センチメートルと大きめのサイズですが、本品オモニエールにじゅうぶん収納できます。
本品は数十年前のフランスで制作された古い品物ですが、全体的にたいへん良好な保存状態です。鎖帷子風の外面に欠損や腐食等の問題は無く、内側の布にも破れはありません。円筒形の可動部にも、緩みや腐食はありません。優美な唐草を打刻した蓋は、きちんと締まります。チェーンも完全な状態です。特筆すべき問題は何も無く、十分に実用可能です。
本体価格 12,000円
電話 (078-855-2502) またはメール(procyon_cum_felibus@yahoo.co.jp)にてご注文くださいませ。
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