ロザリオ、シャプレ、クーロンヌ
カトリックの数珠をわが国ではロザリオ(rosario)と呼びますが、ポルトガル語及びイタリア語のロザリオは、ラテン語で「薔薇の花環(花綱、冠)」を表すロサーリウム(ROSARIUM)に由来します。
薔薇は聖母の象徴
であり、聖母像に捧げる薔薇の花環あるいは薔薇の花の冠をロサーリウム(ロザリオ)と呼んだのです。
フランス語ではロザリオをロゼール(rosaire)またはシャプレ(chapelet)といいます。ロゼールは特に十五連のロザリオを指す語で、語形から明らかなように、ラテン語ロサーリウムに由来します。シャプレは五連のロザリオを指しますが、この語は本来「被り物」を表すシャペル(chapelle)に縮小辞が付いたものであり、やはり花の冠を表します。ラテン語においてコローナ(CORONA)は冠あるいは花環を表しますが、これに縮小辞が付いたコローッラ(COROLLA)は専ら花環を意味するのに似ています。ドイツ語ではロザリオをローゼンクランツ(Rosenkranz)といいますが、これは文字通り「薔薇の花環」という意味です。
ロザリオの多くは環状になっています。環状のロザリオは、フランス語でクーロンヌ(couronne)、イタリア語でコロナ(corona)、英語でクラウン(crown)と呼ばれることがあります。いずれも「冠」の意味です。
ロザリオの歴史
主要なロザリオとシャプレ
主の五つの御傷のシャプレ、あるいは受難のシャプレ
聖ミカエルのシャプレ (天使のシャプレ)
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