フランス国内でも最も高所にある古い巡礼地「ノートル・ダム・ド・フネートル(窓の聖母)」の稀少なメダイ。直径 1センチメートルほどとたいへん小さなサイズであるにもかかわらず、両面とも精緻な浮き彫りが施されています。
表(おもて)面には聖母子像を囲んで次の言葉がフランス語で書かれています。
Notre-Dame de Fenestre, priez pour nous. 窓の聖母よ、我らのために祈りたまえ。
聖母と幼子イエズスはふたりとも王冠を冠っています。また聖母は右手に権威の象徴である世界球(グロブス・クルーキゲル)を持っています。幼子イエズスの顔は直径わずか
1ミリメートルほど、聖母の顔も縦 2.5ミリメートルほどしかありません。このメダイを手がけた彫刻家の技量がいかに優れていたかがよくわかります。
裏面には礼拝堂を囲んで次の言葉がフランス語で書かれています。
Sanctuaire de Notre-Dame de Fenestre ノートルダム・ド・フネートルの聖地
礼拝堂は実物にそっくりで、石材のひとつひとつ、よろい戸のルーバーの一枚一枚までリアルに再現されています。入り口の高さは約 2ミリメートルです。
あえてクリーニングしておりませんが、練り歯磨きを付けて軽くこすれば簡単に綺麗になります。