洗練された精緻な浮き彫りが美しい20世紀中頃のメダイ。両面にメダイ彫刻家のサインと鋳造したメーカーの刻印、上部の環にフランス (FRANCE)
の刻印があります。
一方の面には岩に腰かけて泣くラ・サレットの聖母が浮き彫りにされています。寛衣と特徴的な冠を身に着けた聖母は、小さなサイズにかかわらず、まるでそこにおられるかのようにリアルな彫刻で表現されています。聖母の周りには次の言葉がフランス語で記されています。
Souvenir de Notre-Dame de la Salette ラ・サレットの聖母巡礼記念
メダイの縁付近にメダイ彫刻家のサイン (Kano) 及び鋳造者のサイン (AP) が刻まれています。
もう一方の面には聖母とふたりの子供、犬の群像が浮き彫りにされています。群像の人物はいずれも高さ 1センチメートルほど、頭部のサイズはわずか
2ミリメートルほどしかありません。優れた出来栄えに彫刻家の腕が発揮されています。
メダイの直径は 2センチメートル足らずで、チョーカーにするにはちょうど良いサイズです。