ノルマンディーの西端、ブルターニュに近いマンシュ県の海岸近くに浮かぶモン=サン=ミシェル修道院はフランスで最も有名な建築物のひとつであり、数多くの芸術作品にインスピレーションを与えています。
モン=サン=ミシェルはフランス革命後およそ九十年間に亙り荒廃していましたが、1870年代になってその価値が見直され、建物が修復されました。本品は一方の面に大天使ミカエルの像を、もう一方にモン=サン=ミシェルの開祖である聖オベールの頭骨を、それぞれ浮き彫りにしています。
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本品五浮き彫りにされているミカエルは、モン=サン=ミシェル内にあるサン=ピエール教会に安置されています。
大天使ミカエルに執り成しを求める祈りの言葉が、フランス語で記されています。
Saint Michel Archange, priez pour nous. 大天使聖ミカエルよ、我らのために祈り給え。
もう一方の面には聖オベールの聖遺物(頭蓋骨)が浮き彫りにされています。聖オベールはモン=サン=ミシェルをミカエルの聖地にした人です。
聖オベールの頭骨は、シェフ・ド・サントベール(仏 Chef de saint Aubert 聖オベールの頭)と呼ばれています。シェフ・ド・サントベールを刻んだメダイは極めて珍しく、筆者(広川)は本品しか見たことがありません。
上の写真は本品を男性店主の手に載せて撮影しています。女性が本品の実物をご覧になれば、写真よりもひと回り大きなサイズに感じられます。
本品はモン=サン=ミシェルのメダイのなかでも最も古い時代のもので、摩滅による輝きは本品固有の歴史が形となって表れたものです。聖オベールのメダイは再入荷が見込めない稀少品でく、お買い上げのお客様には必ずご満足いただけます。