聖マリア・ゴレッティ列聖記念　白百合と薔薇の小さなメダイ　直径 13.1 mm


突出部分を除く直径　13.1 mm

イタリア　　1950年

　カトリック教会最年少の聖人で、少女の守護聖人として知られる聖マリア・ゴレッティのメダイ。11歳の少女マリアは、1902年7月5日、同じ建物に住んでいた家主の息子に暴行されそうになり、抵抗のあげく天に召されました。





　このメダイにおいて、白い衣を着たマリアは、純潔の象徴である白百合と、殉教者の象徴であるナツメヤシの葉を抱き、胸に手を当てて祈る姿で浮き彫りにされています。白百合はマリアの両脇でも花を咲かせています。マリアの柔和な顔には、穏やかな微笑みが浮かんでいます。

　このメダイの直径はわずか13ミリメートル、マリアの顔は直径2ミリメートルほどの小ささですが、目鼻立ちは整い、衣の襞は自然で、少女らしいほっそりとした指や流れるような髪の毛、百合の花弁、ナツメヤシの葉、背景の唐草文様など、あらゆる細部が大型の浮き彫り彫刻に劣らない正確さで再現されています。驚くべきことに、百合の花には雄しべと雌しべまで彫り込まれており、メダイユ彫刻家の超人的な技量に圧倒されます。





　裏面には八重咲きの薔薇が三輪、美しい浮き彫りで表されています。薔薇は聖母マリアの象徴であり、聖母マリアに倣って純潔を守ろうとして亡くなった少女マリア・ゴレッティの徳を讃えています。

　マリア・ゴレッティのメダイは数が少なく、本品は 1950年、教皇ピウス12世によって少女が列聖された際の記念メダイと思われます。浮き彫りは立体的的で、制作困難な極小サイズであるだけにいっそう素晴らしい出来栄えです。60年以上前に制作された真正のヴィンテージ品であるにも関わらず、磨耗や破損は無く、全体的にたいへん良好なコンディションです。

5,800円　販売終了　SOLD

電話 (078-855-2502) またはメール（procyon_cum_felibus@yahoo.co.jp）にてご注文くださいませ。




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