六角形を基調に、幾何学的な直線で構成されたアール・デコ全盛期のセンター・メダル。ブロンズに銀めっきをほどこしています。
表(おもて)面にはアール・デコ様式の枠に囲まれて、聖母の端正な横顔が浮き彫りにされています。
裏面には聖母を象徴する白百合が浮き彫りにされています。
本品は百年近く前にフランスで製作されたもので、表面の銀がところどころで剥がれて、下地のブロンズが優しい金色の光を放っています。特筆すべき問題は見当たりません。摩耗の程度もごく軽く、全体的に良好なコンディションです。