工芸品水準のルリケール 携帯可能な小品
reliquaires portartifs


 カトリック教会では聖人の遺体や遺体の一部、衣や所有物など聖人が所持していた物品、及びそれらに触れさせたものを「聖遺物」と呼んでいます。聖遺物は、あるいは聖人の身体であることにより、あるいは聖人の身体との接触によって、神の恩寵の通路となる特別な状態を獲得した物品であると考えられています。

 聖遺物は聖遺物容器に収納されます。フランス語では「聖遺物容器」のうち、特に個人向けに作られる小型のものを「ルリケール」(reliquaire) と呼んでいます。ルリケールの一部は携帯できるように特に小型に作られ、メダイヨン(ロケット)型ペンダント、十字架型ペンダントの他、環が付かない小箱型のものがあります。


【メダイヨン型の携帯用ルリケール】

 漆黒のガラリス製 ベル・エポックのメダイヨン型ルリケール 「慈(いつく)しみの聖母」の銀製メダイユ入り 41.2 x 32.3 x 9.5 mm フランス 1900 - 1910年頃 販売終了 SOLD


【小箱型の携帯用ルリケール】

 フランソワ・ド・サール(フランシスコ・サレジオ) 黄楊の小箱のルリケール 直径 40 mm 高さ 21 mm フランス 二十世紀初頭頃 販売終了 SOLD




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