3月13日 金曜日
ねこ室は今日も元気に営業中です。今日も箱が届いて、開けてみるとにゃんこが入っていました。(うそ)
今回も、箱に入っているのはやよいちゃんです。3月1日のにゃんこ日記に写っていたのと同じように見えますが、別の箱です。
電気カーペットの上で、廸彦(みっちゃん)がくつろいでいます。あれれ、確かやよいちゃんもこの辺にいたはずなのですが、姿が見えませんね。どこに行ったのでしょうか。
近所のカラスは賢くて、貯金しています。何の目印も無い地面を嘴で掘って、硬貨を置いては埋め戻しているのです。もう百数十円貯まっています。可愛いですね。写真を撮った後、ちゃんと埋め戻しておきました。
リオナちゃんです。
3月1日 日曜日
荷物が届いて、カッター禁止と書いてあります。何が入っているのかと思ったら、にゃんこが出てきました。(うそ)
この箱入り娘は、やよいちゃんです。
やよいちゃんの箱の横に積んであるのは、すぐに読もうと思って図書室から持ち出した本です。でも次の日になると別の本が読みたくなるので、一旦持ち出した本を読まないまま、数日後に棚に戻すはめになることがよくあります。数日前からトルーマン・カポーティの短編全集を読んでいます。カポーティは数年前に「イン・コウルド・ブラッド」を読んだきりで、ずいぶん久しぶりです。
筆者(広川)が本を読む速度は非常に遅くて、一冊読むのに何日もかかります。巻末や註に面白そうな参考文献が挙げられていたり、註が無くても内容の出典を調べる過程で別の文献に行き当たったりすると、気になってその本や論文、資料を取り寄せます。文献でなくても、たとえば珍しい香の名前が出てきて、それを嗅いだことが無ければ、どんな香りがするかを知るには実物を手に入れるしかありません。最近も蘇合香(モミジバフウ
Liquidambar orientalis のバルサム)を買いましたが、これは見つけるのに苦労しました。読書は遅々として進まないのに、読みたい本は増える一方です。全てに目を通す前に筆者自身の命が尽きるのが少し残念です。
オックスフォード大学のアリスター・ハーディ教授が、生物進化に関してアバディーン大学で行ったギフォード・レクチャーズ、及びそれに関連する本を、数冊続けて読みました。トルーマン・カポーティは息抜きです。カポーティの次には幸田露伴を読んで、それから数学と進化学に戻ろうと思っているのですが、寄り道が増えるかもしれず、実際はどうなるかわかりません。
こんなことを書くと気が触れていると思われそうですが、露伴は生物進化に関する思索の続きで、私の頭の中でこのふたつは繋がっています。しばらく前にリチャード・ドーキンズの「ザ・ブラインド・ウォッチメイカー」も読みましたが、書いてある限りのことは正しいとしても、議論をさらに深化する必要を感じます。筆者(広川)の意見では、ドーキンズが神の存在を否定するのは、思考の浅薄さの端的な表れです。
筆者(広川)は修正ダーウィン説を採る現代の進化論者で、幼稚な創造論者ではありません。しかし徹底的な進化論者である一方で心底からのキリスト教徒であり、唯物論を厳に排除します。進化学と文学の連関はまだぼんやりしていて、筆者自身明晰判明に説明できる段階には未だ到っていないのですが、筆者の勘では二つの間に内的連関があります。
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