10月6日 土曜日
たいへんうれしいことに、鮨の差入れがありました。
私の取り分です。食品工場で撮った写真のようにも見えますが、これはネタを載せる前ではなくて、スタッフが半分取ったあとです。なんとなく残り香を楽しめます。
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スタッフが上半分を食べています。
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全員でおいしくいただきました。
10月11日
本を4冊、買ってきました。
「内田百閨@中勘助 坪田譲治集」
このなかでも中勘助は特に好きな作家の一人です。息抜きに読もうと買いました。
マルグリット・ユルスナル「ハドリアヌス帝の回想」
白水社から出ている日本語訳。これも息抜き。
Alice
Munro, "Runaway"
小説集。この人の作品は初めて読みます。良い息抜きになりそうです。
Friederike
Zaisberger, "Geschichte
Salzburgs"
ザルツブルク史。ウィーンにある史学と政治学の専門出版社から出ている本。これも息抜き。
こうして見ると、結局全部息抜きです。息抜きばかりしているようですが、実際は仕事が忙しくて本を読む時間はなかなかありません。
たいして必要でもないのに、良い本を見るとつい買ってしまいます。これだけは昔からの癖で、どうしても直りません。
もうすぐ百万遍の知恩寺で古本市があって、日本では手に入らない珍しい本が手に入ります。左京に住んでいる頃は、毎年楽しみにしていました。いくらでも買ってしまうので、ここ数年は行かないようにしているのですが、10月に入ってから古本市のことが気になって仕方がありません。
私自身は番組を見ていないのですが、先週NHKで2日間にわたって当店が紹介されました。
10月23日
きのう、備蓄用の子猫用粉ミルクを買いました。いつ子猫を保護しても大丈夫です。店には常にひととおりのものを備え付けています。
10月24日
昨日の日記も評判が悪かったので、雑記のファイルに移しました。雑記のファイルは強制収容所のようです。
10月28日
寒くなってきました。営業終了後の売り場では、電気毛布のうえでスタッフがくつろいでいます。今日も一日お疲れ様でした。
下の写真は、消灯後の店内に出没するこわこわちゃん。イリオモテヤマネコのようです。彼は通常、営業時間中は天井裏に潜伏しています。こわこわちゃんを目撃されたお客様は非常に少ないです。
今日、金魚の水を換えました。メダカと和金と出目金が、ちょっとの間にずいぶん大きくなっています。どじょうの大きさは変わらず。
10月29日 月曜日
今日、店の猫げんちゃんと自宅の猫くろちゃんの去勢手術をしてもらいました。こわこわちゃんの去勢も早く済ませたいのですが、捕まりません。
なんとなく撮った店内の写真です。
10月31日
また「チボー家の人々」を買ってしまいました。以前に手放したのですが、やはり好きな作品なので読み返したくなりました。それからもう一冊、文化人類学の名著、アードルフ・E・イェンゼン「殺された女神」も買いました。これはモルッカ諸島における穀物神ハイヌヴェレ神話に関する本で、学生時代に確かに読んだはずなのに、ふと気が付くと内容を覚えていませんでした。当時は図書館で借りて読んだのですが、やはり手許に無いとせっかく読んでも内容を忘れてしまいます。もう一度しっかりと頭に叩き込むために、こんどは借りずに買いました。
他に買った本は、
Bill
Bryson, A Walk in the Woods, Black Swan Books, London,1998 ISBN
0-552-99702-1 以前から気になって仕方がなかったノン・フィクションの本。とても面白そうです。
William Gay, I hate
to see that evening sun go down, Simon & Schuster, New York, 2003, ISBN
0-7432-4292-0 短編小説集。
Temple Grandin, Animals in Translation, Harcourt
Books, Orlando, FL, 2005,
ISBN0-15-603144-2 動物心理学の本。
他にラテン語やスラブ語関係の本など。最近は読書に取れる時間がほとんど無いのですが、まとまった読書時間を取れる日が来るのを楽しみにしつつ、少しずつ読むことにします。
ここ数日、夜の読書はプラトンの権威藤沢令夫先生が日本語に訳されたパイドロスを読んでいます。寝る前の短い時間に細切れに読んでいることを藤沢先生に申し訳なく思い、学生時代、藤沢先生の授業にもっと多く出席していればよかったと後悔しつつ、私にとって至福の時間を過ごしています。
明日から11月ですが、私は暑がり屋で、店にいるとき以外はいまだにタンクトップとショートパンツ姿です。年中トロピカルです。