1.12 カラットの小さな炭火 《美麗レッド・スピネル 7.1 x 5.6 mm》 鮮やかな発色の逸品
1.12 カラット 7.1 x 5.6 mm
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スピネルのなかで最も高価なレッド・スピネルですが、そのなかでもとりわけ美しい色の石です。テーブル面を外れたところのインクルージョンは、拡大写真ではよく見えますが、実物を肉眼で見てもほとんどわかりません。本品は写真ではピンクがかった色に写っていますが、実物は鮮やかな赤色で、スピネルならではの非常に強い輝きを放っています。本品をルース(裸石)の状態でお譲りする場合の価格は、87,000円です。
本品のように強い光を発する赤色の宝石を、古代ローマの人々はカルブンクルス(羅 CARBUNCULUS)と呼びました。これはラテン語で「小さな炭火」という意味で、当時は石の中に小さな火が燃えていると考えられていました。レッド・スピネルはルビーと産地が重なり、色も結晶の形もルビーと同じであることから、近世になるまでルビーと混同されていました。
紫外線を照射されると、ルビーもスピネルも強い蛍光を発します。紫外線のエネルギーで励起された鉱物の原子は、そのエネルギーのほとんどを熱に変えますが、一部は熱ではなく可視光に変換されます。これが蛍光となって肉眼に捉えられます。このような科学的事実を古代人は知りませんでした。しかしながら古代人は感覚が鋭敏であったゆえに、太陽光に含まれる紫外線によってルビーやスピネルが蛍光を発する様子を、昼間の光の中でも感じ取っていたのでしょう。石の中で燃える火とは、ルビーやスピネルが発する蛍光のことであろうと思います。
電話(078-855-2502)またはメール(procyon_cum_felibus@yahoo.co.jp)にてご注文くださいませ。 販売終了 SOLD
■本品を使用したジュエリー制作を、当店にて承ります■ 左の写真は当店で制作したパパラチャ・サファイアのペンダント(販売済み)です。パパラチャ・サファイアはカットの形が本品スピネルと異なりますが、大きさはほぼ同じです。本品を使って同様のペンダントを作る場合の仕上がり価格(石、枠、工賃とも)は 107,000円です。販売済みペンダントの詳細を見るには、このリンクをクリックしてください。 本品は色と大きさが 1.14カラットのスピネルと良く合っているので、この二個を使って一組のイアリングを制作できます。左の写真は二個のスフェーンを使用し、当店で制作したピアス式イアリングです。本品と 1.14カラットのスピネルを使って同様のピアス式イアリングを作る場合、仕上がり品の価格(石、枠、工賃とも)は 194,000円です。スフェーンのイアリングについて詳細を見るには、このリンクをクリックしてください。 左の写真は当店で制作したパパラチャ・サファイアの指輪(販売済み)で、宝石の大きさは本品スピネルとほぼ同じです。本品を使って同様の指輪を作る場合、仕上がり価格(石、枠、工賃とも)は 119,000円です。販売済みの指輪について詳細を見るには、このリンクをクリックしてください。 |
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