ドイツのバート・ケーセン (Bad Koesen) で 90年以上のあいだぬいぐるみを作っているケーセン社 (Koesener Spielzeug Manufaktur GmbH) が 2005年に製作したパンダの親子。正真正銘の本物で、新品です。
ケーセン社のぬいぐるみは本来子供のおもちゃとして作られていますが、大人のコレクターが多いことでも知られています。ファブリックを手作業でカットして作った多くのパーツを使用し、着色の必要がある場合、ひとつひとつのぬいぐるみについて手作業で行われます。さらに目もケーセン社が特別に注文して製作させたものを使う場合が多くあります。
このパンダの親子は、生きている動物そっくりの作風で知られるケーセン社のチーフ・デザイナー、アンネカトリン・メーラン (Annekatrin
Mehlan, 1964 - ) の作品です。優しい手触りのアルパカの毛を使用し、親パンダには 60、赤ちゃんパンダには 28のパーツが使われています。また親パンダは2005年の「金のジョージ賞」
("Der Goldene George")を受賞しています。500組しか製作されなかった貴重な作品で、ひとつひとつにシリアル番号が書き込んであり、証明書の一通一通にケーセン社社長ヘルムート・シャッヒェ氏の直筆サインがあります。当店のパンダのシリアル番号は親子とも
184番です。
価格 93,240円 販売終了 SOLD
* 価格は定価と同じで、いまのところプレミアは付けておりません。またケーセン社製ぬいぐるみの市価は定価どおりです。どうぞ安心してお買い求めください。
電話 (078-855-2502) またはメール(procyon_cum_felibus@yahoo.co.jp)にてご注文くださいませ。
この作品に関するアンネカトリン・メーラン氏の言葉
ジャイアントパンダはたいへん稀少で、絶滅の危機にあります。野生の状態で目にすることはほとんどできません。動物園においてもジャイアントパンダは稀少です。ドイツにはベルリン動物園に2頭いるだけで、ここ何年も、この2頭に子供の誕生が期待されています。私はこの2頭を動物園で観察しスケッチしたのに加えて、中国の野生パンダの写真を研究し、自然の中ではパンダがいっそう立派に見えること、毛足が長く、柔らかく、白と黒のコントラストが鮮やかで、密生して水をはじき、山中の森という雨の多い生息環境に最も適した様子であることに驚きました。さらにパンダには6本目の指とも呼ぶべきものがあり、それを使って好きな餌つまりササを上手につかみます。こういった特徴を正確に表現するために、すばらしく柔らかい手触りのアルパカの毛で作った高価な「毛皮」を初めてぬいぐるみに使用しました。あしの裏にはきめの細かい合成皮革を使用し、肉球が盛り上がって見えるように刺繍を施しました。毛糸玉のようで愛らしい赤ちゃんパンダは、中国の森でパンダの子どもがたくさん生まれて、のびのびと育ってゆけるようにという希望を表しています。
アンネカトリン・メーラン氏の略歴
1964年、ベルリンに生まれる。ベルリン・ヴァイセンゼー・アート・カレッジに学んだ後、1983年から84年までケーセン社で修業。1984年から89年までハレのギービヒェンシュタイン・アート・カレッジにてデザインを専攻し、1989年ケーセン社に入社。現在はケーセン社全体を統括するチーフ・デザイナーとして活躍している。
1993年、ノルトライン=ヴェストファーレン州デザイン・センターからアフリカ産動物部門の優秀デザイン賞を受賞。
1997年、ヒグマとホッキョクグマのデザインがザクセン=アンハルト州デザイン賞を受賞。
2001年から2006年まで、世界テディ・ベア賞 (TED Worldwide) を受賞。
2003年から2005年まで、金のジョージ賞 (Der goldene George) を受賞。
雑貨 磁器、フェーヴ、服飾小物、喫煙具など インデックスに戻る
アンティークアナスタシア ウェブサイトのトップページに移動する
Ἀναστασία ἡ Οὐτοπία τῶν αἰλούρων ANASTASIA KOBENSIS, ANTIQUARUM RERUM LOCUS NON INVENIENDUS