福者カルロ・スピノラ (Carlo Spinola, 1564 - 1622) はキリシタン禁教時代に日本で活動したイエズス会の宣教師です。最初の日本人司祭であるセバスチャン木村
(1565 - 1622) を含む8名の日本人とともに、1622年9月10日、長崎の西坂で火あぶりにされて殉教しました。カルロ・スピノラは優れた才能を持つ建築家でもあり、殉教の前日まで幽閉されていた鈴田牢について、正確な見取り図を描き遺しています。マカオの聖保祿大教堂(サン・パウロ天主堂)跡ファサード(Ruinas
de Sao Paulo 下の写真)はカルロ・スピノラの作品で、ユネスコの世界遺産にも登録されています。