リトグラフ lithography

 リトグラフ(石版画)は、もともと版の作成に使われたのが石板、特にバイエルン(ドイツ)地方ゾーレンホーフェン産石灰岩の板であったところからこのように呼ばれていますが、亜鉛やアルミニウムの板でも代用することができます。

 油性の画材(絵の具、鉛筆、クレヨン等)で石板に絵を描き、次に石板を水で濡らすと、水は絵が描かれていないところに集まります。次に油性インクを付けたローラーを版の表面に転がすと、油性インクは水の膜で覆われた部分には付かず、油性の画材で描かれた部分だけに付着します。このようにしてインクを載せた版に紙を載せプレス機に通すと、絵が紙に転写されます。

 リトグラフは油性の画材であれば何を用いても版を作ることができ、非常に多彩な表現が可能な技法です。




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