不思議のメダイと受胎告知 800シルバー無垢のロザリオ 全長 43 cm


ロザリオを吊り下げたときのセンター・メダル上端までの長さ 28 cm

ロザリオの全長 43 cm

クルシフィクスのサイズ 41.4 x 26.4 mm (上部の環を含む)

ビーズの直径 8.5 mm 前後



 19世紀後半から20世紀初頭にフランスで制作された高級なロザリオ。クルシフィクス上部の環と、センター・メダル下部の環に、銀無垢製を示すフランスのホールマークがあります。





 クロスは表と裏を打ち出し細工で別々に作り、溶接してあります。この特殊な制作方法と、丸みを帯びたデザインのせいで、たいへん立体的な仕上がりとなっています。コルプスは別に作ったものを溶接した丁寧な作りです。クルシフィクスのコンディションは、クロスの下端が圧迫されて本来の膨らみが無くなっています。全体的に見て大きな問題は無く、たいへん良好です。





 センター・メダルも表と裏を打ち出し細工で別々に作って溶接してあり、ふくらんだハート型をしています。片面は不思議のメダイの聖母となっており、聖母の周囲に次の言葉がフランス語で刻まれています。

  O Marie, priez pour nous. 1830  マリアよ、我らのために祈りたまえ。1830年

 不思議のメダイは 1830年にパリの愛徳姉妹会修道院においてカトリーヌ・ラブレに出現した聖母マリアが、カトリーヌにデザインを示した特別なメダイ(メダル)です。通常、メダイはそれ自体が不思議な力を持つものではありませんが、不思議のメダイは贈る人に信仰があれば、誰が身に着けても恩寵が得られるといわれています。

 もう片面は鳩の姿をした聖霊です。聖霊は「アヴェ・マリア」と書かれたリボンをくわえて天から舞い降りています。「アヴェ・マリア」は受胎告知の際に天使ガブリエルがマリアに挨拶をした時の言葉で、ラテン語で「こんにちは、マリア」という意味です。ガブリエルは処女マリアに懐妊を告げ、マリアは「わたしは主のはしためです。お言葉どおり、この身に成りますように。」と答えて、自分の役割を受け入れました(ルカによる福音書 1: 26 - 38)。センター・メダルのコンディションも、特に問題はありません。たいへん綺麗な状態です。

 ビーズは乳白色のガラス製です。古い時代の手作りの品であるため、形と大きさが不揃いです。主の祈りのビーズには銀線細工を模した飾り(キャップ)が付いています。ビーズのコンディションは、破損や紛失も無く、たいへん良好です。チェーンも問題ありません。





本体価格 18,900円 販売終了 SOLD

電話 (078-855-2502) またはメール(procyon_cum_felibus@yahoo.co.jp)にてご注文くださいませ。




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