稀少品 聖遺物を納めた銀線細工のロザリオ聖遺物を納めた青銅または黄銅線細工のロザリオ
bronze or brass filigree rosary with a relic chamber, made in Germany, mid 19th century


ドイツ  19世紀中頃 (1830年以降)



ロザリオの全長 60 cm

クルシフィクスの台のサイズ 55.4 x 38.4 mm (突出部分を含む)

クレド・クロスのサイズ 26.9 x 26.6 mm

主の祈りと栄唱のビーズの直径 約 13 mm




 たいへん貴重な 1800年代中頃のロザリオ。バイエルン(南ドイツ)で製作されたもので、金属部分は青銅(ブロンズ)または黄銅(真鍮)でできています。

 クルシフィクス、クレド・クロス、主の祈りと栄唱のビーズはいずれも細いワイアを曲げて製作したように見えますが、実際は薄い金属板を繊細な透かし細工のパターンに打ち抜いて湾曲させ、2枚を相対させて溶接してあります。繊細な透かし細工のパターンに打ち抜いて湾曲させた金属板どうしを溶接して、膨らみを持った銀線細工の代用とする方法は、真正の銀線細工に比べて製作の労力が軽減される製作法ですが、金属板に施された文様は非常に精巧で、プロの鑑定によらなければ違いは分かりません。透かし細工の金属板を用いたロザリオの美しさ、繊細さは、銀線を曲げて製作した物と比べて、勝りこそすれ劣るものではありません。

 このロザリオはビーズをチェーンで繋いでおり、またセンター・メダルがあります。またセンター・メダルの図柄は不思議のメダイです。これらの特徴から、ロザリオの製作年代は 19世紀中頃であることがわかります。

 バイエルン地方の繊細なアンティーク・ロザリオは、ほとんどが押し潰されたり破断したりしています。このロザリオもクレド・クロスがいくぶん平たくなっており、主の祈りと栄唱のビーズ一個に歪みがあり、コルプスにも折れ曲がりと剥落がありますが、年代を考えればたいへん良い保存状態といえます。赤色のガラス製ビーズもおそらくオリジナルです。





本体価格 126,000円

電話 (078-855-2502) またはメール(procyon_cum_felibus@yahoo.co.jp)にてご注文くださいませ。




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