ルルドの聖母 無原罪の御宿り 5連のロザリオ ブロンズ製クルシフィクスとメダイ 手作りガラスのビーズ


全長 46 cm

クルシフィクスのサイズ 28.4 x 18.9 mm (上部の環を含む)

ビーズの直径 6 ~ 7 mm 前後


フランス製  19世紀後半



 ブロンズ製のセンター・メダルとクルシフィクス、及び無色のガラス・ビーズを使用した19世紀フランスのロザリオ。





 ブロンズ製クルシフィクスは高さ3センチメートル足らずの小さなサイズで、コルプスとクロスは一体成型されています。クロスは末端に向かって幅広になる装飾的なシルエットで、各末端に球状の飾りが付いています。クロスの裏面にはフランス語で「ノートル=ダム・ド・ルルド(ルルドの聖母)巡礼記念」(Souvenir Notre-Dame de Lourdes) と刻まれています。

 センター・メダルは心臓形のシルエットを有しますが、これはキリスト教徒の鑑(かがみ)たる聖母マリアの、神とイエズスに対する熱烈な愛、すなわち聖母の汚れ無き御心を象(かたど)っています。

 センター・メダルは「不思議のメダイ」となっています。表(おもて)面には 1830年にパリに出現した無原罪の御宿りの姿を中央に打刻しています。聖母は蛇を踏み付け、球体の上に立っています。両手の指輪からは恩寵の光が降り注いでいます。聖母に執り成しを求める次の祈りを、周囲にフランス語で記しています。

  O Marie conçue sans péché, priez pour nous.  罪無くして宿りたまえるマリアよ、われらのために祈りたまえ。





 裏面の中央には、Mと十字架を組み合わせたマリアのモノグラムを上部に、聖母の汚れ無き御心とイエズスの聖心を下部に配し、これを十二の星が取り囲んでいます。十二の星は聖母の冠であり、十二使徒の象徴、ひいてはキリスト教会すなわち全キリスト教徒の象徴です。

 「ヨハネの黙示録」12:1に出てくる女性は、十二の星の冠をかぶっています。関連テキストを下に示します。

  Et signum magnum apparuit in caelo: mulier amicta sole, et luna sub pedibus eius, et super caput eius corona stellarum duodecim. (Apocalypsis Ioannis, XII: I)

  また、天に大きなしるしが現れた。一人の女が身に太陽をまとい、月を足の下にし、頭には十二の星の冠をかぶっていた。(「ヨハネの黙示録」12:1 新共同訳)






 ビーズは無色のガラスで出来ています。ひとつひとつ手作りされているために、形がいびつでサイズも不ぞろいです。

 本品は真正のアンティーク品であるにもかかわらず、優れて良好なコンディションです。特筆すべき問題はありません。





本体価格 18,800円 販売終了 SOLD

電話 (078-855-2502) またはメール(procyon_cum_felibus@yahoo.co.jp)にてご注文くださいませ。




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