エマオの晩餐 初聖体のカード
タイポグラヴュアとリトグラフ(石版画)を併用 115 x 75 mm
1962年
上質の中性紙製カード。タイポグラヴュアで刷ったカードに、リトグラフで金色をかぶせています。
聖画のテーマは、エマオに向かう二人の弟子に現れた復活のキリストが弟子たちと食事の席に着き、
パンを裂いて祝福する場面(ルカによる福音書 24:30)です。
ゴシックのアーチを描いた暗めの背景の手前に、イエズスと弟子たちの衣が色鮮やかに浮かび上がり、
さらに金を使うことによって、あたかも中世の羊皮紙写本に描かれたイルミネーション(挿絵)のような仕上がりになっています。
華やかな色遣いにもかかわらず、神秘的な静謐さを感じさせます。
(下)参考写真 中世の羊皮紙写本リーフ
当店の商品です。
カードの最下部に、パリの版元ブマール (Boumard fils & Cie, Paris) のエンブレムと、「フランスで印刷」(Imprime
en France) の表示があります。
カード裏面の印字によって、このカードが、ランスのサン・ブノワ(聖ベネディクト)教会で 1962年 5月 27日に行われた少女の初聖体を記念するものであることがわかります。
(参考価格 5,800円)
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