エミール・ドロプシ作 「童貞マリア」 打ち出しのメダイを木製台座に嵌めた自立式オラトワール


メダイの直径 46 mm   木製枠のサイズ 80 x 80 mm (概寸)

フランス  1910 - 20年代頃



 戦間期頃のフランスで制作された聖母のオラトワール。木製台座は木目の美を活かした正方形で、打ち出し技法によるメダイを嵌め込んでいます。後ろの脚で支えて自立させることができます。自立時はしっかりと安定しています。





 メダイの図柄は少女マリアの横顔で、高名な彫刻家ジャン=バティスト・エミール・ドロプシ (Jean-Baptiste Emile Dropsy, 1848 - 1923) の作品です。マリアの肩の後ろ、メダイの縁近くに、エミール・ドロプシのサイン (E. Dropsy) があります。

 マリアはしっかりと目を見開いて斜め上を見上げ、優しく微笑んでいます。天使ガブリエルに受胎を告知されて「わたしは主のはしためです。お言葉どおり、この身に成りますように」と答え、すべてを神に委ねた年若き聖母の姿でしょう。通常のメダイよりも大きなサイズであるだけに、聖母の横顔には生身の女性のような存在感があります。

 木製台座の裏面に、書店のステッカーが残っています。書店の所在地クレルモン=フェラン(Clermont-Ferrand オーヴェルニュ地域圏ピュイ=ド=ドーム県)は、フランス中央部の古都です。





本体価格 15,800円

電話 (078-855-2502) またはメール(procyon_cum_felibus@yahoo.co.jp)にてご注文くださいませ。




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