極稀少品
アンコーナのふたつの聖地のメダイ ロレトの聖母 カンポカヴァッロの悲しみの聖母 29.6 x 19.4 mm
突出部分を含むサイズ 縦 29.6 x 横 19.4 mm
イタリア 1895年頃
ブロンズ製のたいへん稀少な古いメダイ。
一方の面にはロレト (Loreto) の西北西およそ11キロメートルにあるオージモ (Osimo) のコムーネ内の村、カンポカヴァッロ (Campocavallo)
の聖堂に安置されている奇蹟の御絵、カンポカヴァッロの悲しみの聖母 (Beata Vergine Addolorata di Campocavallo) が浮き彫りにされています。愛する息子イエズスの遺体を抱き、天を仰いで嘆く悲しみの聖母は、その心臓を七本の剣に刺し貫かれています。浅浮き彫りであるにもかかわらず、あたかも丸彫り像を見るかのように臨場感のある優れた作品です。聖母子を囲んで、次の言葉がイタリア語で記されています。
Beata Vergine Addolorata di Campocavallo カンポカヴァッロの悲しみの聖母
ミル打ち様の細かい点がメダイの外側を取り巻いており、上質のアンティーク・ジュエリーのような高級感があります。
もう一方の面にはロレトのバシリカの聖なる家に安置されている聖母子像を浮き彫りにし、周囲にイタリア語で「ロレトの聖母」(Madonna di Loreto) と刻まれています。「ロレトの聖母」像において、聖母子は一つのマントに包まれています。これは三位一体の第二の位格である神なるイエズスが、処女マリアを通して受肉したことを表現する図像で、16世紀末に始まったものです。こちらの面もミル打ち様の細かい点が多用され、上質感ある仕上げとなっています。
本品は制作年代の古さにおいても稀少ですが、ロレトに比べて知名度が低い巡礼地カンポカヴァッロのものでもあるという点でたいへん珍しく、再度の入手は困難です。非常に古い年代の割に摩耗の程度はごく軽く、浅浮き彫りにもかかわらず細部までよく残っています。
本体価格 16,800円 販売終了 SOLD
電話 (078-855-2502) またはメール(procyon_cum_felibus@yahoo.co.jp)にてご注文くださいませ。
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