マルセイユの象徴、バジリク・ノートル=ダム=ド=ラ=ガルドの鐘楼頂上にそびえ、「ラ・ボンヌ・メール」(優しい聖母さま)として市民に親しまれる聖母子の巨像、「ノートル=ダム・ド・ラ・ガルド」(守護の聖母)のメダイ。
表(おもて)面にはノートル=ダム・ド・ラ・ガルドが浮き彫りにされ、周囲にフランス語で次の言葉が書かれています。
Notre-Dame de la Garde, priez pour nous. ノートル=ダム・ド・ラ・ガルド(守護の聖母)よ、我らのために祈りたまえ。
裏面には聖心を示すイエズス・キリストが浮き彫りにされ、その周囲を12個の星が取り巻いています。12個の星はキリストに従う12人の弟子の象徴であり、教会の象徴でもあります。
近代思想が力を得て、カトリック教会が危機感を募らせた19世紀後半は、あたかも近代思想に立ち向かうかのような力強い聖母子の巨像が、フランス各地に建立された時代でした。ノートル=ダム・ド・ラ・ガルドが祝別されたのは
1870年です。またル・ピュイ=アン=ヴレ(オーヴェルニュ)にある高さ16メートルの聖母像ノートル=ダム・ド・フランスの祝別は 1860年に行われました。
またイエズスの聖心に捧げられたモンマルトルのサクレ・クール教会は、「悔い改めたガリア (GALLIA POENITENS ET DEVOTA)」であるフランス国民の誓いによって、1875年から 1914年にかけて建設された聖堂です。このメダイは、ノートル=ダム・ド・ラ・ガルドのバシリカが完成した
19世紀末から 20世紀初頭頃に鋳造されたものですが、その図柄は、この時代のフランスの霊性が、まさに一枚の金属板に結晶した聖品ということができます。
商品写真には写っていませんが、チェーン等に通しやすいように、環を一個、無料で取り付けます。環の大きさ等、ご希望があれば遠慮なくお申し付けください。