800シルバー無垢　C. シャルル作　微笑み返す若きマリア　マンドーラ形の高級メダイ　1930年代　27.2 x 14.2 mm


突出部分を含むサイズ　縦 27.2 x 横 14.2 mm

フランス　　1930年代

　振り返って微笑む若く美しいマリアを浮き彫りにしたメダイ。1930年代を中心に活躍し、数々の美しい聖母像をメダイに刻んだフランスの彫刻家シャルル (C. Charl) の作品で、聖母の左下に署名が刻まれています。





　シャルルの他の作品に登場する聖母と同様に、本品の聖母も愛らしい容姿で、身近にいる若い女性と変わらないようにも見えますが、キリスト教美術でマンドーラ (mandorla) と呼ばれる紡錘形の光背を採用したことで、現代風のマリアの表現を、古代・中世以来のキリスト教美術の伝統と違和感無く融合させた作品に仕上がっています。

　本品の材質は、フランスの銀無垢メダイに使われる標準の純度である800シルバー（純度800/1000のシルバー）で作られている高級品で、上部の環に蟹を象（かたど）ったフランスのホールマークが刻印されています。またここに取り付けられている美しいデザインの環は当時のオリジナルで、きちんと鑞（ろう）付けされています。


　このメダイが製作されたおよそ80年前、1930年代は、第二次世界大戦を前にして、ヨーロッパに暗雲が立ち込めていた時代です。当時のフランスの人たちは、優しい聖母にどのような祈りを託したことでしょうか。

　メダイのコンディションは非常に良好で、まったく問題がありません。メダイの縁と裏側の茶色がかった変色が気になるかたは、貴金属用のつや出し布で軽く磨いてください。簡単に綺麗になります。

本体価格　12,600円　販売終了　SOLD

電話 (078-855-2502) またはメール（procyon_cum_felibus@yahoo.co.jp）にてご注文くださいませ。




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