花紺青(はなこんじょう)に浮かぶ金の聖母 二色の青色ガラスのメダイ 800シルバーの枠付 16.2 x 11.5 mm


突出部分を含む縦横のサイズ 16.2 x 11.5 mm  最大の厚さ 5.4 mm

フランス  1850 - 1880年代頃



 丸みのある形が愛らしい聖母と十字架のメダイ。二色の青色ガラスによるカボション型ビーズに純金箔を張って、無色透明のガラスで被い、800シルバー製の枠を取り付けています。





 一方のカボションには、無原罪の御宿り(聖母マリア)を純金箔で描きます。本品の聖母像は金箔によるシルエットですが、意図されている図柄は下に示した参考画像のとおりです。球体の上で蛇を踏みつける聖母は、両腕を斜め下に伸ばしています。両手の指からは恩寵の光が地上に降り注いでいます。


(下・参考画像) 銀無垢メダイユ 「無原罪の御宿りとノートル=ダム・デ・ヴィクトワール」 フランス 1853年頃 当店の商品です。




 金の聖母は、濃いマリアン・ブルー(マリアの青)のスマルト(コバルトガラス)を背景に、煌(きら)めく輝きを見せています。花紺青(はなこんじょう コバルト・ブルー)の空間に浮かぶマリアは、あたかも恩寵と愛の光を放っているように見えます。





 もうひとつのカボションは銅でトルコ石色に発色しており、やはり金箔で十字架が描かれています。十字架はシンプルなラテン十字で、救い主イエズスが架かり給うた荒削りの十字架を思わせますが、いまは天国の栄光に輝いています。

 金箔による聖母と十字架は、上から透明ガラスあるいはガラス質の釉薬を流し掛けることで固定されています。ビーズの表面に描かれているのではありませんので、肌や洋服とこすれ合っても金箔が剥がれることはありません。




 二個のガラス製カボションは、銀製の枠に固定されています。枠上部の環状部分に、フランスにおいて800シルバーを示す「蟹」のポワンソン(ホールマーク)があります。銀製枠はしっかりとした作りで、緩みはありません。



 このメダイは「無原罪の御宿り」の教義が注目を浴びた時代に制作されたもので、19世紀フランスならではの品物となっています。丸みを帯びたデザインも可愛らしく、保存状態もきわめて良好です。ガラス部分にも銀製枠にも、如何なる問題もありません。下の写真でモデルが着用しているのは、ほぼ同じ大きさの類品です。この類品は販売済みです。







本体価格 21,800円 販売終了 SOLD

電話 (078-855-2502) またはメール(procyon_cum_felibus@yahoo.co.jp)にてご注文くださいませ。




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