ルルドの聖母 アール・ヌーヴォーのブロンズ製メダイ トルコ石色のガラスによるエマイユ 23.8 x 15.7 mm
突出部分を含むサイズ 縦 23.8 x 横 15.7 mm
フランス 1930年代
ルルド聖母の横顔を、アール・ヌーヴォー様式のフレームで囲んだ優美なメダイ。当店の販売済み商品である下の写真のメダイと同じ鋳型を使ってブロンズで鋳造したメダイに、トルコ石色のガラスでエマイユを掛けています。
（下・参考写真） ルルドの聖母 アール・ヌーヴォーのメダイ 23.8 x 15.7 mm 当店の販売済み商品
メダイの表（おもて）面は、内枠に囲まれた花弁形のスペースに、天を仰ぎつつ物思いにふける聖母の横顔を浮き彫りにしています。しっかりと目を見開いて前を見つめる年若い聖母の表情には、天使ガブリエルから受胎を告知され、自らを神に委ねて、メシアを産むという役割を素直に受け入れた深い信仰が感じられます。
花弁形スペースの切れ込み部分には、小さな薔薇が彫られています。薔薇は聖母マリアの象徴であるとともに、ロサリウム（ROSARIUM ラテン語で「薔薇の花輪」）すなわちロザリオの象徴でもあります。
メダイの裏面にはルルドに出現した聖母と、その前に跪くベルナデット・スビルーを浮き彫りにしています。ルルドの聖母は右腕にロザリオを掛け、胸の前に両手を合わせています。ヴェールを被ったベルナデットは、手にシエルジュ（大ろうそく）を持っています。ベルナデットの傍らには揃えて脱いだ靴と薪の束が置かれ、そのすぐわきに小さな流れが見えます。
本品は70年以上前にフランスで制作されたメダイです。突出部分の磨滅は、メダイの図柄と並んで、眼に見えない信仰心の可視化であるといえます。軽度の磨滅によって丸みを帯びたメダイは、真正のヴィンテージ品ならではの個性と趣を獲得しています。
本体価格 7,800円 販売終了 SOLD
電話 (078-855-2502) またはメール（procyon_cum_felibus@yahoo.co.jp）にてご注文くださいませ。
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