J. マッツォーニ作 《受胎告知の聖母》 アルミニウムの鋳造によるメダイユ・ド・ベルソー 直径 50.0ミリメートル


直径 50.0 mm   最大の厚さ 4.2 mm   重量 14.7 g

フランス  1950年代頃



 聖母マリアの横顔をあしらったゆりかご用メダイ。ゆりかご用メダイ(médaille de berceau)とは、赤ちゃんの健康と成長を願ってゆりかごの上に懸けるメダイユで、カトリック国フランスでは、新生児の誕生と洗礼のお祝いとして贈られることが多くあります。ゆりかご用メダイは守護の聖母や守護天使、守護聖人がモチーフになっています。





 本品は若き聖母をモティーフに、アルミニウムを鋳造して作られています。サイズは直径 50ミリメートル、厚さ 4.2ミリメートルと大きなサイズですが、重量は五百円硬貨二枚ほどと軽量で、もしも赤ちゃんの上に落ちても怪我をしないように配慮されています。





 穏やかな表情でしっかりと前方を見る姿は、受胎告知の際、「わたしは主のはしためです。お言葉どおり、この身に成りますように」と答え、すべてを神に委ねた少女マリアの姿です。年若い聖母は信仰の強さを感じさせる柔和で端正な横顔を見せて、しっかりと前を見ています。若きマリアの清楚な美しさは白百合を思わせます。実際、白百合は聖母の象徴ですが、それとともに神の摂理に対する無条件の信頼をも表します。受胎告知の際に「お言葉通りこの身に成りますように」と答えたマリアのまなざしは、あたかも野の白百合が神にすべてを任せて咲き誇るように、神への信頼に溢れています。種も蒔かず、刈り入れもせず、倉に納めもしない空の鳥を養い給い、また働きもせず、紡ぎもしない野の百合を装い給う神が、ゆりかごに眠るこの幼子をも愛し守り給うようにとの父母の願いが、本品に浮き彫りにされたマリアの横顔に映し出されています。





ゆりかご用メダイは大きなサイズであるだけに、聖母の浮き彫りはいっそう立体的で、生身の女性のような存在感があります。メダイの縁に近い部分に、次の言葉がラテン語で刻まれています。

  MAZZONI SCULPSIT. A. AUGIS EDIDIT.   マッツォーニが彫った。A. オジが鋳造(または発行)した。


 マッツォーニ (Mazzoni) はイタリア語の名前ですが、二十世紀の前半から中頃にかけてフランスのリヨンを拠点に活躍した高名なメダイ彫刻家です。「A. オジ」(A. Augis) はリヨンのメダイユ及びジュエリー工房で、1830年創業の老舗です。今日も六代目当主のもとで存続しています。





 このメダイは二十世紀中頃のフランスで制作された真正のヴィンテージ品ですが、保存状態は良好です。アルミニウムは軟らかい金属ですので、表面に数か所の小きずが付いており、拡大写真では実物以上に目立ちますが、浮き彫り彫刻の美しさは小さなキズを補って余りあります。表面が艶消し処理を施されたアルミニウムには美しい古色があり、クラシカルで上品なマッツォーニの聖母像にオーソドックスな美しさを与えています。メダイの周囲の光沢が、中央の艶消し部分と美しく響き合っています。





15,800円

電話 (078-855-2502) またはメール(procyon_cum_felibus@yahoo.co.jp)にてご注文くださいませ。




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