陶板画 マドンナ・レンティ レンティの聖母


フレームを含む全体のサイズ 13 x 8.5 cm (概寸)

陶板画のサイズ 75.7 x 56.8 mm

ロシア ロストフ・ヴェリキイ  19世紀



 ロシアの古都、ロストフ・ヴェリキイで制作された陶板画。イタリア・ルネサンス初期の画家カルロ・クリヴェッリ (Carlo Crivelli, c. 1435 - c. 1495) の「マドンナ・レンティ」を写しています。陶板画、銀細工のフレームも19世紀のものです。

 「マドンナ・レンティ」("la Madonna Lenti" レンティの聖母)はカルロ・クリヴェッリが 1472年か73年頃に描いた 37.8 x 25.4 センチメートルのテンペラ板絵です。この作品において、聖母はダマスク織のガウンを羽織り、腰までの高さがある石壁の後ろに立っています。聖母の背後にはヴェネツィアのカーテン、頭上には果実と葉によるパドヴァ風の装飾が描き込まれています。

 幼子イエズスは聖母に体を支えられて、石壁に置かれたクッションに座っています。イエズスの手にはゴシキヒワが留まっていますが、イエズスはこの小鳥を抱きしめるように胸に当てています。ゴシキヒワはヨーロッパコマドリと同様にイエズスの受難を象徴します。この陶板画には描かれていませんが、原画においてはイエズスの視線の先、石壁の上にハエが留まっています。ハエは罪や穢れの象徴であり、ゴシキヒワとの間にシンボリックな対照を為しています。


 「マドンナ・レンティ」は現在メトロポリタン美術館に収蔵されています。



 本品はロシア、ヤロスラヴリ州の古都、ロストフ (Ростов) で制作されました。ロストフはロシアアでも最も古い町のひとつで、9世紀半ばには既に重要な交易拠点として繁栄していました。

 大ロストフ Rostov Veliky





本体価格 63,000円 販売終了 SOLD

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