クロワ・オクシターヌ (オック十字) croix occitanes, croix de Languedoc, croix de Toulouse

 オクシタニア(l'Occitanie 現在の南フランス)のラングドック (le Languedoc) 地方は、中世においてトゥールーズ伯家に支配されていました。クロワ・オクシターヌ (オック十字)はトゥールーズ伯家の紋章にある十字架で、ギリシア十字のように長さが等しい腕木の各先端部に三つずつ、合計12個の小球が付きます。これらの小球は十二使徒を表すと言われています。クロワ・オクシターヌは、現在ではオクシタニア、そのなかでも特にラングドックの象徴として知られています。クロワ・オクシターヌは、フランス語で「クロワ・ド・クゥ」(croix de cou 「首の十字架」の意)と呼ばれるもののひとつです。

 ちなみに「クロワ・オクシターヌ」が「クロワ・カタール」(croix cathar カタリ十字)と呼ばれているのをときどき耳にしますが、これは明らかな間違いです。カタリ派研究の権威ルネ・ネリ (Rene Nelli, 1906 - 1986) によると、ユサ(Ussat ミディ=ピレネー地域圏アリエージュ県)、及びモンセギュールの洞窟内壁にギリシア十字が描かれており、カトリック教会のラテン十字を嫌ったカタリ派がギリシア十字に対して好意的であったという仮説は説得力を増しているということですが (Rene Nelli, "Le Phénomène Cathar," Presses Universitaires de France, 1964, pp. 167 ff.)、これはクロワ・オクシターヌのことではないので、クロワ・オクシターヌを「クロワ・カタール」と呼ぶのは、いずれにせよ間違いです。


 稀少デッド・ストック品 925シルバー製 重厚なクロワ・オクシターヌ 21.9 x 18.0 mm フランス 1970年頃 販売終了 SOLD

 稀少デッド・ストック品 925シルバー製 繊細なクロワ・オクシターヌ 22.3 x 18.7 mm フランス 1970年頃

 稀少デッド・ストック品 金色のクロワ・オクシターヌ 23.3 x 20.4 mm フランス 1970年頃 販売終了 SOLD




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